アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

リンドウ - 西尾市憩の農園

2019-09-19 08:46:45 | みんなの花図鑑

館の札には「いわて花巻りんどう ブルーノート Blue Note」と書いてありました。





「いわて花巻りんどう」でググったら、それらしき通販サイトがヒットしたので、ご紹介。





以下、サイトのコピーより:

【花巻ブルーシリーズ】 鉢植リンドウ (花巻銀河ブルー)

花巻ゆかりの偉人、宮沢賢治。彼の作品には「色」が度々登場しますが、印象的な色が「青“ブルー”」です。「花巻ブルー」は、農業指導にも力を注いだ賢治の情熱を受け継いだ花巻の生産者がつくる青いお花です。






鉢植えのりんどうは、9月の「敬老の日」ギフトとして定着していますが、
全国的にも気温が低下し、花色の発色が最も鮮やかになる「10月」を、
出荷時期と定めております。

(以上、JA花巻 純情館の記事でした^^)




リンドウの蕊も 面白そうです。
(↑ ピエロねえさんからの情報でした^^)





もうひとつのペンタス - 西尾市憩の農園

2019-09-18 22:46:45 | みんなの花図鑑

これは 離れて見れば、ペンタスそのものです。
でも、このように近接して見ると、いつものペンタスと違うのです。
どこが違うのか、お分かりですか?





ヒント1: 花弁ではありません。





ヒント2 : 花筒の中から出ているものが違います。
よくみるペンタスは こんな でした。





もうお分かりですね。
よく見るペンタスは、花筒の中から 雌しべが柱頭を2裂させて Yの字形になって伸ばしてました。





ところが、この花筒の中から出ているのは、どうも 雄しべのようなのです。
「ペンタスに似た花」というタイトルで、教えて!goo に質問してみたところ、いつもの回答者様から 丁寧なご回答をいただきました。

「これもペンタスだと思います。
品種が違うのか、育成条件によるのかなど、正確なことはわかりませんが、ペンタスの画像を眺めていると時々このおしべが目立つタイプのものに出会いますので。
https://www.botanic.jp/plants-ha/pentas.htm
https://davesgarden.com/guides/articles/・・・
https://fineartamerica.com/featured/pentas・・・


私はここからさらに推理を先に延ばしているところです。
伸びているものは 雄しべで、ペンタスにも雄性期があるのではないだろうか? と。
でも、そうすると、雌しべが伸びているときには 花筒の内部壁に 雄しべはあるのだから、雌性期が先で、そのあと 雄性期が来ることになる。すると、その前に 受粉した雌しべは 子房だけ残して 長い花柱は 離れ落ちていなければならない??
いやー、雌性期・雄性期説には 無理がありますね (´v_v`)






トレニア - 西尾市憩の農園

2019-09-18 15:51:12 | みんなの花図鑑

こんどは、トレニアのシベの観察です。
横に傾けているので、左手が実際の上側に当たります。
上手で握手しているのは、上側にある一対の雄しべです。





中央の唇の形をしているのが 雌しべの柱頭です。
その両側にあるのが もう一対の雄しべたちです。





おしべは 2対 つごう4つ見えます。もう一本あると言われますが、退化してふつうは見えません。
ハチなどが蜜を吸いに来て花筒の奥に頭を突っ込むと、雄しべの花粉が虫の背中と腹につきます。





別の花にやってきて、同じ態勢をとると、腹についた花粉が 雌しべの柱頭につくことになります。





となると、上側のアーチを作っている雄しべたちの花粉は、他の雌しべに運ばれる可能性は極めて低いのではないかと推察されます。
同じ花でも、ソバやミゾソバなどのように、めしべ・おしべの高さが異なる形態を複数もつ花と比べると、素朴すぎて、効率面では劣るように見えてなりません。でも、実際にはそれで子孫を作っているのですから、私たちにはわからない、うまい仕組みが隠されているのかもしれません。




サッコウフジ - 西尾市憩の農園

2019-09-17 22:32:41 | みんなの花図鑑

マメ科ナツフジ属の サッコウフジ です。





サッコウ(醋甲)とは?





「醋甲」の意味は不明であるが字面と花姿を照らしてみれば甲、つまり上部に酉(とり)の鶏冠の様に錯綜して咲く様子を醋甲と当てたのではないだろうか。(FC2ブログ杜の舟「紫夏藤」)






この推測が当たっていれば、一部で「酢甲藤」と記載されているが「酢」の字は当用漢字からの音読の当て字かもしれない。もし食べて見て酸っぱければ別の話しであろうが・・・・・・。(同上)





前出の「萩藤」は夏から秋にかけて咲くところから 花姿を萩の花に見たてた園芸流通の中で勝手につけられた 和名のひとつだろう。(同上)





それからすると「紫夏藤」などは最もわかりやすい和名である。(同上)





タイワンサッコウフジ、サツマサッコウフジとも呼ばれるようだ。特に紫の花が咲く品種はムラサキナツフジとも呼ばれる。ナツフジやサッコウフジの仲間は、名前に「フジ」と付いているが、フジとは別属の植物である。(保土ヶ谷 花の写真館「サッコウフジ(醋甲藤)」)










サンゴバナ - 西尾市憩の農園

2019-09-17 19:42:27 | みんなの花図鑑

この農園で ときどき見てるはずなのですが、名前が分からず 教えて!goo に聞いちゃいました。





英名は、花を鳥のフラミンゴに見立ててフラミンゴプランツ(Flamingo plant)。






本来は四季咲性なので、温室栽培などでは周年開花する(nokoさんのブログ記事より)





学名Justicia(植物学者の名前)carnea(肉紅色) キツネノマゴ科 キツネノマゴ属







鞍ヶ池公園にもあったが、だいぶ感じが違う



カッシア(アンデスの乙女)‐ 西尾市憩の農園

2019-09-17 18:07:14 | みんなの花図鑑

値札には 一様に「アンデスの乙女」と書いてあるのですが、これは流通名で、学名の Cassia から「カッシア」とか、センナまたは ハナセンナが本来の呼び名のようです。






あるいは、
学名 Cassia corymbosa
和名 ハナセンナ
流通名 アンデスの乙女
タイプ:ブラジル・アルゼンチン原産、マメ科カッシア属の半耐寒性落葉低木

以上のように整理しているところもありました(園芸ネット「カッシア:アンデスの乙女6号鉢植え」)






地植えで、2メートルほどの低木になります。





あるいは
カッシア・コリンボサ(Cassia corymbosa=Senna corymbosa/ハナセンナ 花旃那/流通名:アンデスの乙女/英名:Flowering senna)
マメ(ジャケツイバラ)科カッシア(センナ)/カワラケツメイ属・半耐寒性半常緑低木
(花8~10月・樹高2~3mくらい)アメリカ南部~ブラジル、アルゼンチン原産
※ジャケツイバラ科はマメ科の近縁で、植物分類体系により異なる/分類によってマメ科ジャケツイバラ亜科

のように解説しているところもありました。(ガーデナーの雑記帳)





みんなの花図鑑では、次の記事があります:

コバノセンナ(カッシア) [小葉の旃那]
分布 原産地はペルー、ボリビア、パラグアイ、ブラジルなど
九州や沖縄では公園樹として植栽
生育地 公園樹
植物のタイプ 樹木
大きさ・高さ 1~2メートル
分類 マメ科 センナ属






ヒトツバタゴ - 愛知県緑化センター

2019-09-17 09:13:56 | みんなの花図鑑

ヒトツバタゴ、別名ナンジャモンジャの木。





ゴルデンウィークを過ぎたころ咲く「雪のように白い花」がつとに知られていますが、果実はこんな真っ黒な実です。





タゴノキ(=トネリコ)に似るが、タゴノキが複数の葉を持つのに対して、画像のように葉が一枚ずつ生じることから、水谷豊文氏(木草学者)によってヒトツバタゴと名付けられた。(庭木図鑑 植木ペディア)





雌雄異株で開花は5~6月。
秋にできる実は黒紫色で、ネズミモチやイボタノキに似る。表面に粉を吹くのが特徴。(同上)