


(花蓮中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は30日、東部・花蓮県の花蓮駅で、新しく導入する特急列車のデザインを発表した。車体も内装もモノトーンカラーを基調としたシンプルなデザインで、2021年から花蓮と台東を結ぶ台東線(花東線)に優先的に投入される予定。
お披露目されたのは、老朽化した車両の更新を進める台鉄が今年初めに日立製作所に発注した都市間特急。台鉄の朱来順主任秘書によれば、20年から順次納入され、24年までに全600両の引き渡しが完了する見通し。
現在台湾で運行されている特急プユマ号、タロコ号が8両編成なのに対し、新特急は12両編成。今後50編成全てが投入されれば、輸送力は平日で36%、休日では43%向上することが見込まれるという。
台鉄によると、来月1日に台東でも説明会を開くほか、13日に台北駅で開催される鉄道美学に関するフォーラムでは、新特急のデザインコンセプトが詳細に紹介される。