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日本といろいろ似てる? 台湾の鉄道 その魅力とは 国鉄寝台電車583系にも再会

2019年12月05日 | 臺灣鐵道 高鐵 捷運

(2019.12.03 乗りものニュース)




乗車にはICカードが便利!

 日本から飛行機で台湾の台北に向かうと、台北近郊にある桃園空港、もしくは台北駅からほど近い松山空港のどちらかに到着します。いずれの空港も「MRT」と呼ばれる都市鉄道が接続しており、空港から台北の中心まで鉄道で移動できます。

その際にまず手に入れたいのが「悠遊カード(EasyCard)」です。現地の言葉で「ヨウヨウカー」と読むこのICカードは、日本の交通系ICカード「Suica」と同じように鉄道はもちろん、バスやコンビニ、ロープウェイなど台湾内の様々なシーンでキャッシュレス支払いができます。

 さらに、MRTを含め、悠遊カードで決済すると割引になる交通機関もあるため、お得に旅ができます。悠遊カードは台北に限らず台湾全域で使用できるのもポイントです。チャージもMRTの駅にある券売機やチャージ専用の機械をはじめ、駅の窓口、街のコンビニなどいたる所でできます。

 ちなみに、新幹線以外の台湾鉄路管理局(台鉄)が一定期間乗り放題になる「TR-PASS」も発売されていますが、台鉄は元々運賃が安価なため、仮に3日間有効の「TR-PASS」(1800新台湾ドル)を購入したとしても1日中かなりの距離を乗らないと元を取れないことから、一般的な観光であれば「悠遊カード」での乗車で十分です。

日本の新幹線700系電車をベースにした台湾高速鉄道の700T型電車



 台湾は九州とほぼ同じ大きさで、九州同様に西側に台湾を南北に走る「台湾新幹線」(台湾高速鉄道、高鉄)が走っています。ご存じの人も多いと思いますが、この台湾新幹線には日本の新幹線700系電車をベースにした700T型電車が走っており、外見はもちろん車内も700系にそっくりです。

 台湾は新幹線と在来線とで事業者が異なります。在来線を運行しているのは「台鉄」の愛称で呼ばれている台湾鉄路管理局です。そのため、台北駅など一部の駅を除き、台鉄の駅と新幹線の駅が同じ駅名でも別々の駅で、かつ距離も離れている場合も多く、また逆に、新幹線の台中駅が接続する在来線は新烏日駅と場所が同じでも駅名が異なるケースもあるため注意が必要です。

 台湾新幹線には外国人専用のフリーパスが発売されており、台北と反対側の終点、左営を1往復するだけで元が取れるのでこちらは「TR PASS」に比べて、比較的元が取りやすいのが特徴です。利用日の前日までにウェブサイトで購入し、当日バウチャー券とパスポートを持って駅窓口でフリーパスと引き換えて購入します。


 【続  き】
 

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