マウスをうまく使えない理由を見つけた。
不器用なのではなく、一所懸命にマウスを動かそうとしているからではないかと気づいた。
ゴルフクラブのヘッドを早く動かそうなどと思っていればボールが巧く飛んでいかないのと同じで、体を動かせば手に持った道具が勝手についてくるようにならなければ思い通りにはいかない。
一方は親指、反対側は薬指と小指、その3本の指の位置を変えれば間に挟まったマウスはついてくる。指の位置を変えるのに手を見つめる必要もなければ、力は一切いらない。
マウスパッドにぎゅうぎゅう押し付けることもない。
クリックはボタンに触れて指を上下させるだけ、力はいらない。
スクロールは指の先で引っ掻くだけ。
位置を変えるとき、空中では同一平面上を動かしにくいから、3本の指先はマウスパッドを軽くこすっている。
マウスを動かそうとすると、持とうとする力が自然に出て、指先が浮く。動きも不安定で鈍くなる。
マウスは動かそうとすると巧くいかない。動かさなくてもいつも指の間にあればよいのだ。
いいや、俺はマウスパッドに指は触れないという方は、運動神経が優れ、床体操などが得意なのだろうと思う。