ハード・ディスクには、データが削除されると隙間ができます。
その隙間を埋めるよう次のデータが保存されていきます。
こうして散りぢりに保存されたデータが増えると、使うときにかき集める手間がかかるので、その分パソコンの動作が遅くなります。
散らばりを整理して、集められるところは集め、細切れ状態を少なくするのがデフラグという作業で、Windows にもそのプログラムが付属でついています。
デフラグの仕方にもいろいろあって、フォルダーやファイルをひとつずつ整理しながら片付ける方法もあれば、年末の大掃除のように、そっくり一度に整理してしまう方法もあります。
一発整理方式は、いっぺんに仕事が片付いてよさそうにも思いますが、ディスクの空き領域に余裕のある場合は丁寧にやってくれても、空きが少ない場合には、とりあえずの仮置き場が不自由なので、思うように仕事がはかどりません。
仕事がやりにくいとき、できる範囲でしかやらないのは、人間も機械も似ていて、十分に片付いてなくても、途中で、これでお終いということにしてしまいます。
Windows のデフラグもその部類で、すっかりきれいにはなりません。
作業パターンが画面に出るようになっていますが、デフラグのあとでも切れぎれのデータがたくさん残っています。
もう少しきっちり仕事をやってくれるものはないかと探しましたら、Defraggler という名のアプリケーションが見つかりました。
これはファイルひとつずつでもやってくれますから、手をつけ始めたら何時間もかかるということもなく、折々に整理ができるので便利です。
ここからダウンロードできますので、お試しください。
http://www.gigafree.net/system/defrag/defraggler.html
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