うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

形からか動きからか

2013年10月08日 | 千差万別

初心者に Word の使い方を教えるときは、まずA4判1ページものの文書を作ることから始めます。

何もわからない人に細かい技法や裏技などをやって見せたところで、実技を身につける役には立ちません。
こんなこともできると見せびらかすのは、アプリを買わせるときのプレゼン手段で、見ている人を煙に巻く効果しかありません。


A4判1ページものを作る手順も、大きく分けて二とおりあります。
1.文書の仕上がりを頭に描いて書式をはじめに設定してから、文字を配置していく方法
2.標準設定のままで全部の文字を打ち込んでから、書式を設定し、巧くおさまるように仕上げていく方法

どちらがよいかは、覚えようとする人の感覚によると思います。
絵を描くのが得意な人なら、文書の仕上がりイメージを最初に持つことができますから、書式設定を先にしたほうがよさそうです。
地図を見るのも苦手な方向音痴気味の人は、ドカドカ文字を打ち込んでから空間がうずまるようにしていくほうがよさそうです。

形から入るか、動きからとらえるか、お稽古ごとは得意と逆方向から入ると巧くいかないようです。
誰にでも巧くいく万能の方法はないのです。

1対1の指導ならば、はじめに少し話をしてみて、どちらが向いていそうか見当を付けることもできますが、相手が複数の場合は、さて、どうしたものでしょうか。

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