イソップに、カエルと牛の話があります。
http://p.tl/Hp6g
カエルは、牛のまねを子供にねだられれば懸命にやってのけても、おたまじゃくしになってみせてと言われれば当惑するでしょう。
何かを変えるにも順序があります。
パソコンデータの変換も、普通に考えられる順序を逆にしようとなると、ちょっとやっかいです。
Gメールの送信控えから Word にコピペしようとやってみたが巧くいかない、どうしたらよいかとの相談を受けた話を聞きました。
ふだん使ってないGメールですが、どんなものかとやってみました。
Word に巧くいかなければとりあえずメモ帳に、テキストなら、文字データでありさえすれば貼り付けられるはず、ところが、やはりだめでした。
「コピペ」が巧くいかないのではなく、「コピ」の段階でもう受け付けてくれないのです。
送信控えの文章を、どこかにコピーするということなど、考えられていなかったのではないでしょうか。
控えがほしければ「送信済みメール」のフォルダーを開けてみればよいのですが、控えのメール文をまた別に整理したいのでしょうか。
その方は、ことによると文書のやり取りの多い仕事を過去にしていらっしゃって、発信文書の控えを、なんでも分類保存整理しておく習慣がついていたのかもしれません。
企業などグループからの発信文書なら、発信控えの整理も必要でしょう。しかし、自分だけの発信文なら、発信より先に控えておけばよいのですが。
控えのフォルダーを先に作っておいて、そこに入れるテキストファイルからメールにコピペすればよいではありませんか。
どこでどう考えられたのか、みなさんの発想転換の鮮やかさには恐れ入るばかりです。