外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

週べ今週号

2010-10-26 20:40:18 | 大学野球
週刊ベースボール今週号では、何といっても須田幸太くん(土浦湖北-早大-JFE東日本)のインタビュー記事が必読です。

鳴り物入りで早稲田に入学するも、まだ入寮できなかった頃の須田くんは、一日三食をマクドナルドで済まていたぐらい、食事には無頓着な若者でした。
そして、大学三年生になって、周囲からプロ入りの意向の有無を尋ねられても、「僕には社会人野球が向いていますから」と、素っ気ない返事しかこない須田くんでした。

その後、逞しくなった彼の身体を見てください。(冒頭の写真)

社会人野球で鍛えられて、申し分ない実績を残しました。
インタビューでも意欲満々ですし、もうドラフト指名は確実でしょう。

次のステージでも、須田くんが活躍してくれることを、心から祈ります。


写真は、須田・日野・楠田・大前・松下・斎藤・大石・福井という、3年前の早稲田の黄金投手陣。

彼らとの思い出も少しずつセピア色になりつつありますけれど、みんな逞しくなって、自分の道を一歩ずつ前進しているのは嬉しいことです。
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次に興味深かったのは、読売巨人軍の球団代表・清武さんのコラムです。

私は、ナベツネさんに象徴される、巨人球団の傲慢な雰囲気が心の底から大嫌いでして、その延長線上で、清武さんにも良い印象は全くありません。
彼のコラムも、殆ど読まずにスキップしてしまいます。

今週号に限って読んだのは、清武さんが仁志や織田という早稲田で主将を務めて巨人に進んだ選手を引き合いに出しながら、このたび訪問した安部寮の印象を語っていたからです。
12球団を招いての面談会に、清武さんも出席されたのです。

応諾監督が企画した面談会という試みについては、様々な議論があります。
「メジャー球団は、自由に選手たちと接触できる」
「ドラフトも大学生の就職活動の一環だ」
と肯定的に受けとめる球団がある一方、
「斎藤投手を指名するつもりがないのに、なぜ彼の両親と面談しなければならないのか。早稲田は何様のつもりなのか」
「まあ、ウチが狙う大石くんを人質にされているから、呼び付けられても、ニコニコして応武さんと付き合わなきゃね。」
と、知り合いのスカウトさんはボヤいていました。


ただ私は、スカウトさんたちに不評であっても、それは学生野球の試合日程を考慮せずにドラフト会議を行う、プロ球団の傲慢さが招いたことだと考えています。

こんな時期に大学生も対象とするドラフト会議を開催するとは、全く失礼な話です。
以前のように、希望枠でもあれば話は別ですが。

希望枠の存在を決して無条件に肯定するつもりもありませんが、クジ引きの対象となる選手たちに対して、「早慶決戦に気持ちを100%集中しろ」というのが酷だと私は思います。

応武さんが、少々摩擦を起こしながらも、プロ球団やメディアに対して防御線を引くのも仕方がないことだなぁと、私は今回の面談会を受けとめています。
Comments (3)
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