外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

ディレク・タツノ投手

2009-11-14 17:56:25 | 大学野球
今朝は、強い風と雨が吹き荒れていました。

すっかり出鼻をくじかれて、先日買った小坂忠さんの「Chu's Garden」というパッケージに入っていたコンサートDVDを観たり、新聞を隈なく読んだりしていたら夕方になってしまいました。

夕方には、すっかり天気は回復したので、明日はもっと有意義に過ごさなくては…。
(><)

さて、私の学生時代、日米大学野球の米国チームに一人のスター選手がいました。
日系のディレク・タツノ投手です。

野球選手としては小柄な体格でしたが、左腕からの快速球と鋭い変化球で日本代表の打者たちをバッサ、バッサと討ち取る姿は圧巻でした。

特に、あの頃の日米大学野球は、テレビ中継されていましたから、かなりの数の野球ファンの皆さんのご記憶に残っているのではないかと思います。

彼が大学を卒業して何年か経ってから、突然来日してプリンスホテルでプレーしました。
しかし、あの快速球がすっかり影を潜めてしまっていて、学生時代の輝きを知っているファンたちは、本当に悲しい気持ちになったものでした。

タツノ投手も、既に50歳を超えている計算になります。

彼は今も野球に関わっているのでしょうか。
私の世代のスターの一人なので、ぜひ元気でやっていてくれたらと思います。
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踊り場の苦しみ

2009-11-13 22:50:51 | 大学野球
今日は、西早稲田・八幡鮨で三年生部員たちと食事しました。

来季に懸ける彼らの意気込みを聞いていると、私たちファンも身が引き締まる思いになりました。


さて、金融界の専門誌「週刊金融財政事情」に連載されていた廣岡達朗さんのコラムが、今週号で終了しました。

今週号では、先に優勝した巨人の若手選手に関するコメントが印象に残ります。

いわく「成長途上の選手には勢いがあり、この先どんな艱難辛苦も乗り越えていくような雰囲気を漂わす」
「しかし、そうはいかない。本当の苦しみは、急激な成長曲線の上にあるのだから」

要するに、成長曲線をある程度上ったところには踊り場があり、そこに待つ大変な苦しみを克服してこそ、上昇曲線に再び乗ることができるということでしょう。


この言葉は、学生野球にも通じるところがあります。

今年、なかなか期待通りの結果が残せなかった選手たちの多くは、この踊り場に立って、もがいているのだと思います。

みんな、様々な工夫と努力を続けてきたのは間違いないのですから、その自負を心の支えとして、踊り場の苦しみを克服して、来春には新たな飛躍を見せてほしいものです。
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学生コーチ

2009-11-12 18:17:25 | 大学野球
昨日から、皇居二重橋前では、天皇陛下ご在位20周年記念イベントの準備でおおわらわ。
心配された天候も、なんとか雨降りだけは回避されそうで何よりです。

なお、私のオフィスが入っているビルのように、皇居二重橋方向に窓が向かっている一定地域の建物は、不測の事態を防止するために、夜8時までブラインドを全開し照明を消さぬよう、公安から指示を受けています。


さて、昨年から活動している野崎くんらの3年生学生コーチたちに加えて、2年生から次の二名が新たに選ばれました。

濱 潤哉  (内野手、商学部、境高校)

中野 修祥 (投手、スポ科、秋田高校)


彼らが最上級生になる時のチームは、斎藤・福井・大石らの黄金投手陣、宇高・松永らの内野カルテット、そして四番打者の左翼・山田がごっそり抜けているわけです。

加えて、その時には応武監督も任期満了となり、新指導者の下で新しい時代を迎えているはずです。

したがって、どんなチームになるのか現時点では全く想像がつきません。
もちろん、毎年優秀な選手たちを獲得している他校の戦力も脅威です。

しかし、チームが強いか弱いか、リーグ戦の順位は、あくまでも結果であり、相対的な尺度。

一方、「一球入魂」「他人迷惑無用」「文武両道」などの部訓のもと、工夫と努力を尽くして常に上を目指すチームであること、決められた役割を全員がきちんとこなすこと、部活動と大学の講義を通じて大学生にふさわしい常識を涵養することなど、早稲田の野球部には長年培われてきた不変の指針があります。

濱、中野の両君には、新しい時代を迎えるチームの屋台骨を担ってもらうことになります。

きちんと整備されたグラウンドで、限られた時間でも気持ちを集中して練習し、どんな方に対しても明るく挨拶する風土。
学生野球らしい、凛々しいチームを作ってもらいたいものです。

勝利の女神が微笑んで、そこに勝利の実績が伴えば、強くて立派なチームだとの評価も加わることになるでしょう。

二人の責任は重いですが、まずは一年間、応武監督、野崎・小西ら上級生コーチの下で修行して、来たるべき新しい時代に備えてもらいたいと思います。

もちろん、私も彼らを今まで以上に応援してまいります。
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週べ今週号

2009-11-11 18:18:06 | 大学野球
週刊ベースボールでは、遂にドラフト指名を受けた大谷くんが2ページに渡り取り上げられています。

彼は、高校卒業時、大学卒業時、そして社会人2年目の昨年と、プロ入りのチャンスがあっただけに、ファンの一人として「長かったなあ」というのが率直な感想。
恐らく大谷くん自身もそうでしょう。

大谷くんは、ストイックに野球を極めようとする、とにかく真面目な男です。
そして、坊主頭をこよなく愛する昔気質の男でもあります。
(*^_^*)

高校-大学-社会人と、アマチュア野球の王道を歩いてきた投手。
故障さえなければ、必ずや実戦で結果を出してくれると思います。

また、先日の早慶戦に関する記事もあります。
いつも好意的な記事を書いてくださる週べの岡本朋祐さんが斎藤投手について、「二年間着けた背番号「1」に別れを告げ、最終学年は「10」で再起を誓う」とコメントされています。

「再起を誓う」という表現には少し厳しい響きがありますが、きっと斎藤くん自身の現在の心境に、とても近いのではないかという気がします。

主将としての彼への期待は、ひとえに一回戦に先発して必ず勝つこと。
そして、三回戦にもつれた時にも先発して必ず勝つということです。

野手のことは宇高くんに任せて、自身の投球に120%集中し、その背中で他の投手たちを引っ張ってもらいたい、ひいてはチームを優勝に導いてくれたらと思います。
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野村徹さんの記事

2009-11-11 16:45:56 | 大学野球
朝日新聞に、前監督の野村徹さんの記事がありました。

記事へのリンク(パソコン専用)

野村さんとは、先の早慶戦のネット裏で数ヶ月ぶりにご挨拶しました。
いつも若々しく学生野球への思いを熱く語ってくださる、情熱の人です。

関西にご自宅のある野村さんは、監督在任中はグラウンド近くに単身でお住まいになり、文字通り朝から晩までグラウンドに立って、野球部員たちの技術と心を鍛えてくださいました。

野村さん在任中の東伏見グラウンドは、1970-80年代のラグビー部グラウンドと同様、武芸の道場のように凛とした雰囲気がありました。

息詰まるような緊張感の中で行なわれる内野のボール回しを、掃除の行き届いたネット裏で見ているだけで、私たちも心を洗われる思いとなりました。

現監督の応武さんを勝負師とすれば、野村さんは教育者あるいは道場の師範という感じでしょうか。

来週末にも野村さんのお話を聞く機会があるので、今から楽しみです。
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すしの勘八

2009-11-10 23:14:27 | 好きなお店
今夜は、三菱UFJ信託銀行本店の地下にある「すしの勘八」に行きました。

このお店は、お店の方々がフレンドリーで、かつ値段はリーゾナブル。
東京駅直結というロケーションが遠距離通勤者に有り難いお店です。

飲んでいるうちに、一緒に行った職場の同僚が、部下たちの性格について話しはじめました。

担当者の専門知識やら語学力やら、あれやこれやと話していたのですが、最終的には「彼は常に元気だよね」とか「彼女の明るい笑顔をみると、なんか救われるんだ」というような展開に。
至ってシンプルな尺度で、人の評判の概ねは形成されていくものだなあと感じました。
最近読んだ経済誌に教育学者の方が書かれていた通りでした。

「明るく、元気に」とは、、幼稚園や小学校の校門にスローガンとして張り出されているような言葉です。

それでも、明るくなくても、元気でなくても、学校にいる間は平等に扱ってくれます。

ところが、ひとたび社会に出ようとすると、明るく元気な人は、入社試験でも、入社後でも、間違いなく有利な立場になるのが現実です。

そうだとすれば、たとえ高校や大学の専門教育の現場であっても、知識で点数を競うだけでなく、「明るく元気」であることの重要性を認識し、そんな世の中の現実に向き合っていく覚悟を持たせるのが、多くの学生さんたちのためなんだろうと思いました。

運動部の学生たちの多くが、一流どころに就職しているのは、偶然ではありません。

話題は変わりますが、早稲田の大先輩・森繁さんが大往生されました。

軍事教練を拒否して大学を中退された反骨漢、森繁さん。
本当に長い間、ご苦労さまでした。
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ガンバレ新大久保

2009-11-09 19:40:51 | 早稲田大学
企業情報を専門に調査する会社が、山手線の駅ごとに、その駅名を社名に入れている一定要件を満たす企業が何社あるのかをカウントしたそうです。

ダントツの一位・東京駅は別格というか当たり前なのですが、上位には上野、大塚、神田と続きます。

長い間、東京の北の玄関だった上野駅はさすがですが、大塚駅の健闘は、ちょっぴり意外。
新宿、渋谷あたりの方が多いのかと私は思いました。

反対に、少ない順でいうと、新大久保、浜松町、日暮里となり、何と最下位の新大久保を社名に入れた企業はゼロ社だと!
(T_T)

新大久保は、以前は早稲田の理工キャンパスの学生が良く利用していました。
私が一時期参加していたジャズのサークルも理工にあったので、練習を終えて帰宅する際に利用してたので、それなりに愛着があります。

でも企業のイメージアップを考えたら、新大久保と付けるのは、「やっぱり、やめておこう」となるのでしょうか。
確かに周辺の雰囲気は垢抜けているとは言い難いのですが、個人的には、巣鴨あたりには決して負けていないと思うのですが…
(巣鴨ファンの方々、ゴメンなさい)
(;^_^A

思わず応援してしまう新大久保駅なのですが、地下鉄「西早稲田」駅が理工キャンパスに直結する形で新設されたので、早大生の利用は激減し、更に存在感を失ったのではないかと心配です。

天下の山手線ですから、いくら影が薄くなっても廃駅とはならないでしょうが、もう少し頑張ってくれたらなあと思います。

ガンバレ 新大久保!

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テレビ朝日

2009-11-08 20:05:58 | 大学野球
テレビ朝日に、斎藤くんと大石くんが出演しました。

大学野球に理解がある古田敦さんが、学生たちに向けてサポーティブなコメントをしてくださったのが嬉しかったですね。

古田さんは、数年前にヤクルトと六大学選抜が試合した時にも、「六大学選抜メンバーともなれば、プロの若手と実力差はない」とおっしゃっていました。

番組では、斎藤くん、大石くん共に、「抑える自信はありません」と謙遜していましたが、試合では自分自身が一番自信のある球を思いっきり投げ込んで、「大学野球の実力を見たか!」と、マウンド上で雄叫びをあげてもらいたいと思います。

古田さんがおっしゃっていたように、気合いの入っている方が勝つと思います。
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異色のエース投手

2009-11-08 19:20:09 | 大学野球
昨日の夜から鼻がグスグスしはじめたので、今日は外出せずに体調回復に努めました。
普通の年ならば、平気で外出してしまうぐらいの症状なのですが、新型インフルエンザが猛威を奮っている今年は、同僚に迷惑をかけるわけにもいきませんし、やはり慎重になってしまいます。


そんなわけで、今日は昔の資料を眺めていました。

六大学のエース投手といえば、甲子園での実績をひっさげて神宮に登場する選手、あるいは甲子園に出場しないまでもドラフト候補に挙げられるような有力選手だというのが、昔も今も一般的です。

私の世代でエースの代表格といえば、江川卓投手。
高校時代から怪物と騒がれた江川投手は、法政での四年間通算47勝の記録はあまりに有名です。

シーズン別の記録をみても、例えば彼が四年生の春季リーグ戦では、8試合に先発し、その全てで完投して8勝0敗。
完封勝利も5試合あってシーズン防御率0.50という凄まじさでした。

江川投手が、いかにもエースらしい球歴を有する選手であったのに対して、私と同学年の早稲田のエース投手であった北口勝久くん(185cm74kg、天理高校-早大-松下電器)は、異色のエースでした。
何せ、北口くんは外野手として早稲田に入学してきたのですから。

当時の石山建一監督は、コンバートの達人でした。
外野→投手(北口)だけでなく、二塁→捕手(金森)、投手→三塁(岡田)、投手→外野(佐々木)、外野→一塁(須長)といった調子で、レギュラー陣で高校時代と同じポジションだったのは遊撃手の中屋主将だけでした。

そんな「急造投手」の北口くんが四年生となった1978年(昭和53年)。

北口くんは、春季リーグ戦では、向田くんに次ぐ第二エースとして、10試合に登板して3勝2敗、防御率2.14を記録してチーム二位に貢献。
そして秋季リーグ戦では、第一エースとして、6試合に先発して6勝0敗。
うち5試合が完投勝利で、2試合は無四球完封、防御率 0.68という素晴らしい内容で、早稲田の完全優勝の原動力となりました。


そんな苦しいやりくりをしていた時代もあったのですが、新年度の早稲田の投手陣は、甲子園優勝投手二人が先発組を構成し、大石くんというスーパー・ストッパーもいるという夢のような布陣。

来年の春季リーグ開幕まで5ヶ月間。
後期試験の時期もありますが、ぜひ充実した練習をこなして、最高の一年にしてもらいたいと思います。

写真は、歓喜の優勝パレードの先頭を会心の笑顔で歩く、北口くん。(後方は須長一塁手)

この写真の一時間ほど前に、神宮球場では、野球部員と一般学生の四年生が壇上に登って肩を組んで校歌を斉唱しました。
みんな泣いていました。

その時、北口くんの右隣で彼と肩を組んでいたのが、この私でした!
(^^)v
一生忘れられない思い出です。
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ラグビー日体大戦

2009-11-07 16:46:03 | 大学ラグビー
小春日和の秩父宮で行なわれたラグビー日体大戦は、82対0で早稲田が圧勝しました。

試合開始直後から、早稲田が一方的にボールを支配し、日体大に全く得点機を与えません。
今季、帝京大学と良い試合をした日体大だけに、簡単な試合にはならないだろうと予想していたのですが、嬉しい誤算でした。

今日はスコアボード下の自由席で、陽なたぼっこしながらの観戦。
ゴールポスト付近での選手たちの会話が良く聞こえてきました。

早稲田が二本目のトライを奪った時、日体大の選手から「三点でもいいから取ろうぜ」の声。

早稲田が三本目のトライを奪った前半20分過ぎには、観客席から「日体大、諦めずにガンバレ」の声援。
早くも、この時点で勝負ありという感じでした。
(;^_^A


野球に続いて、ラグビーでも早慶戦が天王山になりました。

慶応は、いつも万全の対策を講じてくるクレバーなチーム。
いってみれば、対戦相手が思うように地力を発揮できないような戦い方をしてくるのが慶応です。

それに今季の慶応は戦力充実。
慶応は明治にも快勝していますから、実にイヤな対戦となりました。
でも、東西の早慶戦にダブルで勝利して、先日の借りをキッチリ慶応に返しましょう。


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