速報:日経が今日(12・27)の社説でこの問題を取り上げました。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25123350W7A221C1EA1000/
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今年も、安倍さんのモリ・カケ問題、忖度、共謀罪、トランプ、北朝鮮と、目まぐるしく過ぎて行った一年だった。
僕は基本的には、この日本には危機が迫っていると思う。それを述べてみたい。
環境的には、
・財政危機
・高齢化
・失われた20年の流れから抜け出せないデフレ
がある。
この中で、政治にしか解決できない問題がある。しかし、今の政治は短期的な、目先の問題解決にのみ目を向けていると思う。
2018年予算案を見てみよう。
総額、史上最高の97.7兆円の予算を組んでいる。
税収はすこし増えたようだ。しかし、新規国債は33.6兆円とある。
借金まみれの国家運営だ。
社会保障費の総額33兆円と合わせると、収支のバランスが崩れて、ワニの口状態が進んでいる。
この状態での日本の将来は暗い。
少子高齢化は待ったなしだ。しかし、政治は何もしていない。
政治が責任をもって国民に示すべきは、「財政健全化」だ。
2020年までにプライマリーバランスをゼロに回復させなくては、日本国は持たない。
理由は、少子化だ。団塊の世代の高齢化が進むと、必然的に、年金、医療、介護の経費が飛躍的に増大する。しかし、それを支える労働人口は不足し、国の収入が不足することは明白だ。
「10年後、20年後の日本はどういう国になる」というイメージが、全く見えないのだ。
僕はもうくたばっているから、僕の世代の問題ではないだろう。
今の、10代後半から、30代までの世代の問題だ。
国債は、ほとんどを日本国民が買っているから、問題はないというバカな人もいる。
国債を購入できるのは、国民の総貯蓄1、500兆円までだと言われている。国債購入の原資は、国民の貯蓄だからだ。これが、高齢化で消費される一方だから、急速に減少しつつある。
一方、今や国債残高2,000兆円とも言われている。早晩、国債には頼れない時期が来るのは明確だ。
この問題に安倍さんは答えを持っているだろうか?憲法改正、最長期総理大臣くらいしか、目に入っていないらしい。