バカ犬

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日本の抱えるすぐそこにある経済的破綻

2018-08-14 | Weblog


最近、経済学者のコラムを読んでみると、複数の学者がほとんど同じ問題を指摘している。

しかしながら、日本のメディアは、忖度してか、ほとんどこの問題に深くは触れていない。したがって、国民は2020オリッピクなどに踊らされて、足元に迫っている国の破綻など、気にもかけていない。


まずチャートを数枚見ていただこう。この四枚で、日本の財政事情は一目瞭然だ。




ここでわかることは、税収は伸びていないが、社会保障費を中心とする支出がどんどん伸びている。すなわち、赤字の累積が広がっている。(= ワニの口)これは、だれが責任をもってバランスをとるのか。本来は、安倍さんの指揮下にある、日本国政府だ。そして、それを監視し、注文を付けていく責任が国会にはある。しかし、そんな動きは見えてこない。先送りになっているのだ。




ここでわかることは、つじつま合わせに、国債で33兆円も賄っていることだ。



そのために、国の借金はうなぎのぼり。現在は、100兆円を超えているといわれている。しかし、政府は来年度は、100兆円を超える予算を組もうとしている。



ここでわかることは、国民の貯蓄を中心とした総資産に対して、政府債務の借金の額が追いつき、追い越そうとしている。

国債を買っているのは、銀行であり国民。預金に依存しているのだから、限界がある。すると、もう国内では国債発行ができなくなるわけだ。国債を買う余力がなくなるわけだ。今年になって、二度ほど、10年物国債の取引ができない状況になっている。

すると何が起こるか。外国資金に買ってもらうしかない。しかし、彼らは、今のような超低金利では買ってはくれない。すると金利をつけるから国債関連費用が増大し、負のサイクルに陥っていくことになる。すると、国家破綻ということになりかねない。

下記の学者の人たちは、大筋では同じく、このことへ警鐘を鳴らしている。しかし、国民の耳には届いてこない。

(アイウエオ順)

・伊藤元重:学習院大学教授  「財政健全化」
・金子勝: 立教大学教授   「資本主義の克服」
・神蔵孝之:松下政経塾理事長 「日本の財政は.敗戦の時より悪化している」
・小黒一正:法政大学教授   「日本の財政の現状」
・島田晴雄:首都大学理事長  「日本の財政問題」
・曽根泰教:慶応大学教授   「政府負債%」
・田中秀明:明治大学教授   「財政の今後の展望」

本当に、このまま先送りでいいのだろうか?皆さんはどう考えますか?

一方、安倍さんは、外交の場で、外国になけなしの金をばらまいているのは、皆さんはご存知の通りだ。