Baliさん備忘録

メンテやカスタム、ツーリングなどの備忘録です。

ヘルメット考(SHOEI編)

2016-01-20 22:43:08 | バイク用品・工具
一昨年ツーリング用にGT-Airを購入したが、走行会では2011年9月に購入したXR1100を、汗をかくスラローム系の練習の時は2006年末に購入したX-9を未だ使用している。
(X-9は2011年にライナー交換している)

X-9をそろそろ引退させて走行会用にひとつ新調しようかなとも思うのだが、SHOEIでMFJ公認を取っているモデルはX-TWELVEだけか・・・。高いなぁ。X-FOURTEEN発売後の投げ売りを狙おうかな。


さて、我が家のSHOEIs。


マルチテックはカミさん用に購入したのだが、購入して数ヵ月後ネオテックが発売になり、その当時カミさんは「サングラス付きがよかったなぁ・・・」と言っていた。
しかし自分でインナーバイザー付きのGT-Airを使ってみた今は、カミさんのような初級者にインナーバイザーのレバー操作は危険だと考えている。

他メーカーのヘルメットは使用経験が無いのでなんともだが、GT-Airについて言わせてもらえば、バイザーの開閉レバーにどうも一発でアクセスできなくて、手探りで探す羽目になることがままある。
そのときインカム(B-COM SB4X)の上ボタンを押しちゃって「ブピッブピッ ピピピピ」とか鳴ってせっかく聞いてたミュージックが途切れちまったり。


いやそれはまだいいのだが、トンネル入口でインナーバイザーを上げようとして左手をハンドルから離して、「あれ、レバーどこ?」と手探っているときに前走車が急ブレーキかけたら・・・、ヤバいですよね。

まぁ、慣れの範疇なのだろうけど、月2度位の使用頻度で1年半、まだ慣れてません・・・。

インナーバイザーについてもうひとつネガティブなことを言わせてもらえば、曇りの問題。
これはSHOEIに限った事ではないだろうけれど、停車時はシールドを上げてインナーバイザーも上げるという二つの操作が必要になる。
走っていれば曇ることは無いが、市街地でStop&Goが続くと、上げたり下げたり(二つをですよ)かなり煩わしい事態となる。

続いて帽体のサイズ




やっぱり前後長も高さも、明らかにGT-Airはデカイ。
スクーターのメットインスペースに入れるつもりなら購入時にサイズを確認する必要があると思う。

後はアゴ紐の金具。
GT-Airは従来のD環ではなく、ラチェット式になっている。
グローブをしたままで締めたり外したりできてとても便利。
こいつは首に当って痛いという意見もあるらしい。確かにきつめに締めるとあたるけど、痛くならない程度に締めているので個人的には気にならない。

ここは購入前に試着してライディングポジションを取ってみて、個々に判断するところかな。


静粛性
 静 GT-Air<XR1100<X-9 煩
GT-Airはシールドがより密着するので、そこら辺が静粛性に貢献している気がする。

その他
 GT-Airはスピーカーをはめるスペースがあるのがありがたい。
 

 XR1100にもスピーカーを付けているのだが、被ったり脱いだりするとき耳に擦れて痛いんですよね。



GT-Air、よいメットだが、個人的には曇りのために停車時にシールド、インナーバイザー両方を操作しなければならないのが煩わしい。
Araiのプロシェードは、この点では煩わしさが軽減されていていいかも。
見た目はいまいちだけど。


SHOEIは今度、遮光度可変のシールドをリリースするみたいだし、AGVや他のメーカーも遮光度可変シールドを開発しているし、それらの性能次第でインナーバイザー付きヘルメットの価値も再考されることになりそうだ。何年先の話かはわからないし、現時点でGT-Airが良いメットであることは変わらないけれど。