BALSA666のお魚生活

魚好きのbalsaさんの魚に関する様々なことを紹介していきます。

悪魔「クルピラ」の呪い

2012-06-09 15:03:00 | ホプリアス
 ブラックタライロンの学名はホプリアス クルピラ “Hoplias curupira” といいます。

 グランデ・オガワ先生によりますと、そのクルピラとはアマゾンを始めブラジルに広範囲に居住していたトゥッピ系インディオの伝説にしばしば登場する密林の悪魔の名前で、実際にインディオたちは、悪魔クルピラをたいへん恐れていたそうです。

 そんな悪魔から名前をもらったブラックタライロンが我家にもう一匹やってきました。

 今、思えば、それが悲劇の始まりでした、、、、、、。




 今から1ヶ月程前に仕事帰りに猫屋さんに立ち寄りましてた。

 いろいろと気になる魚も居ましたが、入荷前ということで、全体的に魚は少なめでした。

 おじさんとホプリアスについて話をしていると

 「もうすぐ、大きめのブラックタライロンが入荷するので水槽を空けたいので、このブラックタライロンだと?円でもいいよ!」

 という話になってきました。

 見ると25cmほどのトカンチンス産のブラックタライロンで、下顎が白くなるほど打っていて、鰭はボロボロでした。

 どこに入れるのか悩みましたが、おじさんによると、トカンチンスのブラックタライロンは珍しいそうですし、?円は魅力的ってことで、そのブラックタライロンをお持ち帰りしたのです。

 そして、2500水槽に袋を浮かべて水合わせをしている時に最初の悲劇が起こりました、、、、。

 ドッッッッッッパアァァァァアアアアンンンン   ゴッンッ!!

 浮かべている袋に驚いたピライーバが今までに無い大暴れをして、口を強打!!

 バックリと傷口が開き、水槽の水が変色するほどの出血をしてしまいました(涙

 「ピライーバが死んでしまうかも?!」って本気で思うほどのケガでしたが、幸い、一命はとりとめました。



 そんな事故がありましたが、その日はとりあえず、ブラックタライロンをメイン水槽に放ちました。

 翌朝、水槽を見ると、ピライーバは生きています。

 そしてブラックタライロンはというとエイに齧られたのか、昨日よりもさらに鰭ボロになって水面付近を漂っていました。

 「これはイカン!!」

 ということで、緊急避難として濾過水槽の一部の吸水コーナーに入れました。

 ポンプの吸水口に吸い込まれないようにザルをピッタリとつけて、石で固定して一段落がつきました。

 しかし、ショックを受けたブラックタライロンは餌を受け付けず、冷凍ワカサギを夜に入れておいても朝まで残る日が続きました。

 「やはり、生き餌をあげねばならん」

 と考え、姉金を30匹買ってきて、ブラタラのいる濾過層に投入しました。



 翌朝、起きて来て水槽を寝ぼけながら見ますと、フィダルゴがひっくり返っているじゃありませんか!!

 「な、なんや!なんや!」

 寝ぼけた状態でよく見るとポンプからの水が出ていません!!

 ポンプをチェックすると、動いていますが、水が出ない。

 考えられるのはザルの隙間から金魚が吸い込まれてポンプに詰まっていることです。

 寝ぼけた頭で必死に考えて、予備のrio3100を水面近くにセッティングして酸素を溶け込ませ、濾過水槽の水を抜き、ブラタラと金魚を別水槽に移動しました。

 そして、ポンプを外して排水口から水道を注入!!

 ポンプから姉金が3匹出て来ました。

 朝からボトボトになっての作業で仕事にはちょっと遅刻もしてしまいましたが、魚達の被害は無く、なんとか危機を乗り越えました!!




 今回の一件はもちろん、ブラックタライロンの悪魔クルピラの呪いのせいではなくて、完全に私の不注意から起こった事故でしたが、あまりの悲惨さに、そうとう疲れました(汗

 それでも、メイン水槽の危機を、乗り越えることが出来たのは今までの経験が無ければ、絶対に無理だったと思います。

 さて、そんな騒動のきっかけとなったブラタラさんを紹介します。


 ブラックタライロン トカンチンスです!!



 神経質なのでコケ生え放題の隔離エリアで落ちついているところです。

 コケ越しに見える姿がより、怪しい雰囲気を醸し出していますね!!


 ちょっとコケを掃除しました↓





 濾過水槽のスノコの下に無理矢理逃げた時の傷跡が頭部に見られます。




 ↑こちらは昨日の画像でかなり、落ちついてきました。


 おそらく、猫屋さんに居る頃からシャイなヤツだったと思いますが、うちでも、近くで見ている間はけっして餌を食べません。

 また、金魚が嫌いなようでほとんど食べませんね。

 現在は冷凍ワカサギを浮かべて、静かにしておくと食べるようにはなりました。

 また、ミミズは好きなようで、投入して少し離れれば食べます。

 いろいろありましたが、なんとか、我家にも馴染んできましたので、本調子までなるように面倒を見ていきます!!



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