BALSA666のお魚生活

魚好きのbalsaさんの魚に関する様々なことを紹介していきます。

日本での釣り業界の発展の為に!!

2013-02-27 16:25:00 | タックル
 最近「ジギングをやりたい」と言い出したオトンにSOLT WORLDを貸していたのですが「なんか、難しくてよく分からん!」と言って返してきました。

 オトンは趣味に関しては基本的には「広く浅く」で、私のようにマニアックに追求するタイプではありません。

 しかし、釣りは好きで、子供の頃からずっとしており、釣り歴は60年ほど、釣りをしない方よりは、はるかに釣り用語にも親しみはあります。

 そんなオトンが「よく分からん」と言うのを聞いて、私は「確かに専門用語も多いし、分かり難いよな」って思いました。

 そこで、はたと思ったのですが、この “普通の方が分からない釣り業界の常識” を改善すれば、もっと多くの人達にこの趣味の楽しさに触れてもらえ、釣り業界はさらに発展していくのではないでしょうか?

 釣り関係で、ややこしいことの代表が「単位」ではないでしょうか?

 長さを表す単位だけでも基本はセンチ cm ですが、尺、ヒロ、フィート、インチ等。

 重さはグラム g に号、B、ポンド等

 糸はさらにややこしくて、太さが号で強さはkg、ポンド

 これだけ考えても、普通の人達からしたら「難しい???」ってなりますよね!

 そこで、私が提案するのは「全ての表示は重さは国際単位系であるキログラム、長さはメートル法を基本にする」ことです。

 もともと、日本の釣り具関係は号、尺などの日本古来の単位が使われてきました。

 その後、センチとメートルが導入され、さらにバスフィッシングの影響の為にポンドやインチといった西洋の単位が加わりました。

 特に本国イギリスはメートル法に移行したのに、イギリス人の移民地である、アメリカでは未だにヤード・ポンド法を公式単位としております。

 その為に、アメリカ発祥のバスフィッシングにはヤード・ポンド法が使われ、日本のメーカーでもバスに関する商品には特に根強くその影響が見られます。

 釣り具もそうなのですが、こういった製品の単位というのは「古来よりその単位に慣れ親しんでいる」から使われ続けるのではなくて、その製品を作るのに使われる器具工具の単位がその単位であることが大きな要因であると思われます。

 スピードメーターがマイル表示の古いアメ車なんかに使われる六角ネジはセンチ単位でなく、インチ単位であったり、日本でも着物の直しをしたり、木箱を作る職人さんなんかは、未だに尺単位の物差しを使われる方もおられます。


 しかし、現在では工業製品の生産の場はグラム、メートルが世界基準となったため、釣りの世界でも、制作現場では、古い単位ではなく、グラム、メートルが基準となっているものと思われます。

 なのに、日本の釣り業界では、それらの単位が混在して使われる為に非常に分かり難くなってしまっているのが現状ではないでしょうか?


 そんな中、ジギングに関してはグラム、メートルが用いられることが多いのは、やはり、近年に日本独自の進化を遂げてきたのが原因なのではないでしょうか?

 ジギング用のジグ(ブラックバス用のメタルジグを除く)で「30号のジグ」とか「4オンスのジグ」って表示はほとんど見たこと無いのでは?

 また、キャスティング用のプラグなんかでも、90-48のように90mmの48gといった表示のものがほとんどですよね!

 ところが、バス用の製品は「9インチのグラブ」とか「1/2オンスのジグヘッド」みたいにグラム、メートルを用いることはほとんどありません。

 ちなみに、1ポンドは約453.6g 錘の1号は1匁のことで約3.75g 釣糸の1号は約0.165mm 1尺は約30.3cm 1ヒロは約150cm 1フィートは約30.48cm となります。


 こんなことから、まずは日本での製品表示や専門書の中の記載をグラム、メートルを基本にして( )でポンドでも号でも!!ってことに換えていけば、私だって頭の中でいらん計算をする必要も無くなりますので助かります。

 また、つぎに話を分かり難くするのが専門用語、特に英語をやたらと使いたがることですね。

 コンピューター関係の専門用語には、前からずっとイライラしていて「日本語で言えや!!」って思うことが多いですが、同じことが釣り業界、なかんずく、ルアー関係には氾濫していますよね!

 「ノット」=「結び」でええやん!

 「ベイト」=「餌」ですやん!

 おまけに最近ではなんでも最後に~イングを付けてますよね!?

 「チニング」なんて、私でも「ムーチングのような新しい釣り方かな?」って思っていましたら、単にチヌをルアーで釣るだけですもんね。


 まあ、ある程度は専門用語を使った方がかっこ良く感じるし、しょっちゅう使ってれば、それが当たり前になるのも分かりますが、私なんかはこれでもか!って、専門用語を散りばめた文章を読まされると、ちょっと、恥ずかしく感じてしまいます。

 何にしても、もっと多くの人達に「釣り」を楽しんでもらうのには、メーカーさんはじめ、釣り業界の方々も真剣に考えても良いのでは???





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