BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

ハッピーハロウィーンその2:教会編

2005-10-30 09:01:00 | のほほん日記
金曜の夜、学校のアクティビティで110STにある有名な(NYで一番でかい)[St.John the divin cathedral church]のHalloween Extravaganzaへ行って参りました。(http://www.stjohndivine.org/)
これまた各自コスチュームを着てくることと言われてたのでまたもや魔女の衣装を今度は家から着てきました。いちいち袋に入れて学校で着替えるのも荷物だしね、やってみると、意外に恥ずかしくなかった。この時期だし、ニューヨーカーはコスチュームに見慣れてるせいか、さほどじろじろ見る人も居ないし、こっちもそれが気持ちよかったりする。
私の友達などはシャンプーハットのおばちゃんを地下鉄で見たことがあるそうだ。
そういえば私も頭にカーラー巻きっぱなしのおばちゃんを地下鉄で朝見たことがある。
参加してたのは日本人の女の子が多くてご一緒させてもらった。みんなクラスは違う子達ばかりだけど、これでまた学校に少しずつ知り合いができた。
みんな即席で変装グッズを仕入れてきたらしく、ポリスの帽子にサングラス(石原軍団のようだと言われてた)やリトルマーメイド・アリエルの真っ赤かな髪に黒猫の仮面(マスカレードみたい)などなど色々。
生徒のほかに付き添いのスージーとオフィスの事務のお姉さん達や彼女達の旦那さん、他の先生達と結局15人ぐらいが集まった。みんなで教会へ移動。
ここの教会はNY1のでかさを誇り、未だに完成してないのである。有名なのは彫刻が凝った庭園なのだが、私は夏にここに来ていい教会だと思った。
この日の教会は碧にライトアップされて怪しげな雰囲気いっぱいだ。
入り口にはたくさん仮装してきてる人達がいっぱいだ。なかにはハロウィーンっぽくないエジプトのファラオやアラブの商人(本人もアラブ人のような顔立ちなので似合いすぎてた・・・)に扮してる人も居てすばらしい。また夫婦でシスターの格好の仮装をしてる人もいたよ。
中に入るとたくさんのスモークと赤いライトが正面の奥からあふれてて怪しい雰囲気だ。これがあの教会なのか。。。教会でこういうイベントをやること自体がすごい。こっちで言うならお寺でミュージカルが開かれるようなものなのだ。
ガイコツに扮したバイオリニストがこれまた不思議な音楽を入り口で奏でてる。
今日はライトに当てられたキリストさんもこうしてみると十分気持ち悪い。
席についてしばらくすると映画が始まった。パイプオルガンに合わせて出てきた映画はオペラ座の怪人だった。すごく古い映画で白黒時代の無声映画だ。どっかで見たことあるかと思ったら私はこれを夏にブルックリンの野外フェスティバルで見てたのだ。あの時は映写機が故障して何度も中断してエライ目にあったがこっちはさすがにそんなことも無く順調に流れてる。同じ映画でもパイプオルガンで聞くとこれまた気色悪い。映画は1時間弱で終わった。真っ暗なこともあり、一度見てた映画なので私はすっかり眠りこけてしまってた。よく見ると隣の女の子も寝てる。
映画が終わると舞台の奥から煙とともに怪しい人形達が音楽に合わせて出てきた。入り口には鬼の口のような門があってそこを通ってみんな出てくる。
なんというのだろう、あれってコブリンと言うのだっけ?いわゆる西洋の怪物なんだろうけど、まるで日本の妖怪(水木しげる!)大全集のようなものが次から次へと出てくる。中にはぬらりひょんのような大きな顔したおばけや悪魔がたくさんいる。後ろを見るとものすごい高さの大きなガイコツ人形がふわふわうごめいてる。出口では大きな蜘蛛の形をした顔のようなオバケがもしゃもしゃ動いてる。
この妖怪パレードがメインらしい。
怖いと言うわけではないが日本人の私には全く馴染みの無いキャラクターなので見てて楽しい。みんなでキャーキャー言いながら写真をいっぱい撮った。しかしスモークで真っ白でろくな写真は取れませんでしたが。おまけに電池なくなるし。
出口ではそのオバケの方々やゴブリンが大集合で迎えてくれた。写真をせがむとセクハラまがいに体を寄せてくる怪物もいてセクハラだよねぇなんてみんな言ってましたが。
なかなかこういうアクティビティも面白いなと思いました。




ハッピーハロウィン! その1:学校編

2005-10-30 01:46:00 | のほほん日記
学校でハロウィンパーティがありました。
朝学校にいくと何も変わらないはずの朝なのに、先生の顔を見たら驚いてしまった。あれは。。。なんというのだろう?フランケンシュタインってやつかな?
服装はいつもの格好なのだが、先生の顔が違う。
真っ白で目の周りが青黒い。
先生!それで地下鉄乗ってきたのですか!!
先生は笑いながらいつも通りに授業を進める。。。といってもなんとなくみんなウキウキしてるような浮ついた空気がながれてるので教科書をやらずに軽くゲームをした。
あの顔を見てたらまじめに授業は受けられないよ。
と途中事務の担当のお姉さんが入ってきたのだが、彼女の格好もすばらしい。
目も覚めるピンクのパンツに蛍光の黄緑色の縦に長い高い鬘!!どうらやらシンプソンズのマミーらしい。でもって受付にいいるおばちゃんも今日は紫の鬘二度派手なサングラス。誰が誰だかわからない。
彼女達は笑いながら誰々見た?とか情報を提供してくる。
どうやら他のクラスの先生もすごそうだ。
次の会話クラスの時間にパーティは行われた。
この時間は生徒もできるだけ仮装をして楽しむのだ。
私は早速用意してきた魔女の衣装に着替えた。おおむね好評、さすが本場サーレムのコスチュームである。最も気に入られたのは杖だ。星型の杖の先からビニールテープの飾りがひらひらたくさん着いてる。コリアンの子が気に入って私の杖を奪ってもっていってしまった。彼があまりにも振り回した生でその後杖の星が取れてしまった。ああ・・・。
さて、このパーティは高校の文化祭のように各クラスごと催しをして他のクラスの生徒が遊びに着たらもてなすのだ☆
うちのクラスはトイレットペーパーを使ってお客をミイラに仕立てると言うクラスだ。
まず初めに5階のうちらが4階のクラスに遊びに行く。
これまたどのクラスも凝ってる。タロット占いをするクラスもあれば(このタロットがまた気持ち悪い絵ばっかり)、ごみ袋を被り目隠しをされた人間が2人一組となってお互いにヨーグルトを食べあうと言うゲームをやってるクラスもあった。これはもちろん目が見えないので相手の口にうまくヨーグルトを運ぶこともできず鼻に突っ込んだりと恐ろしいことになってて笑える。
他にもダンスのクラスや天井からつるしたお菓子を食べるクラスなどまぁ色々。
先生や生徒達の仮装もすばらしい。
人気者のあるスージーと言う女性の先生は、トレンチコートにちょび髭と胸毛をはやした格好だ。(なんの仮装かはわからない)しかし妙に似合っててわらえるが地下鉄で彼女を見た人達はみんな近寄らなくなったそうだ。すごいぞ、スージー。
他に普段は迫力のある坊主頭の黒人の先生が頭から蟹のはさみをはやしてたり、スーパーマンの先生がいたり、うちの会話の先生はアメリアボーンズという女性初のパイロットの格好をしてた。これがまたむちゃくちゃかっこいいのだ。ゴーグルを水中眼鏡でみたてたというからナイスアイディアである。
生徒も囚人姿からゴーストにキャッツにまぁ色々、、、なるほど仮装っておもしろいよねぇ。日本にハロウィンがあったら私も毎年今年は何の仮装にしようか毎年悩むのだろうなぁ。
うちのクラスのミイラは不評だった。ミイラになるといわれていやだと逃げるお客がほとんど。それでも試しにやってくれるいい方々もたくさんいたが。
客を3人捕まえて3チームに分かれて誰が一番早くミイラを作れるか競うのである。
これがまたトイレットペーパーが切れやすいのでなかなか巻くのが難しい。でも出来上がった姿を見るのはけっこう受けます。
しかし授業つぶしてハロウィーンを楽しむなんて語学学校ならでは。大学のESLならこうはいくまい。前の学校でもやらなかったイベントだ。このおかげでまだ転校してきて2週間ちょいだが学校が好きになりつつある。いくら語学学校でもなかなかないでしょ。ああ、最高。