花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

百聞は一見に如かず!

2015年09月17日 | 研究
日本植物学会に参加した2年生全員の5名。
いつもなら大学進学を考えているメンバーを連れて行くのですが
今年は4名が大学進学を希望しているので、
思い切って全員で参加することにしました。
会場に行ってみると広いホールに数えきれないパネルが立っています。
日本植物学会では、このところ一般の学会員と同じ会場で
発表するよう意識的に仕組んでいます。
高校生の反応はまさに主催者の読みの通り。
研究者や大学院生のそれはそれは美しいポスターを見ては感動しています。
撮影できないのでご紹介できませんが、科学者はデザインセンスも優れています。
さらに海外の方にも見てもらえるよう
日本人ながら英語表記しているポスターもたくさんあります。
百聞は一見に如かず。
この会場を見ると「大学では英語を使うので勉強しなさい」と先生が話す意味が
直感的にわかるようで2年生も納得していました。
チームが2年生をとにかく早く学会に連れてくるのは
こんな進路指導の効果も期待しているからです。
今回発表する高校生の研究テーマは全部で36。
中には青森県の進学高校の姿もありました。
しかし参加のほとんどがSSHの指定を受けた高校ばかりで内容もとても高度。
ポスターを張り出して昼食をとりましたが、
真面目な2年生はもう顔が緊張しています。
さあ、まもなく約2時間の発表タイムが始まります。
コメント

学会でポスター発表デビュー

2015年09月17日 | 研究
9月最初の日曜日、チームの2年生が日本植物学会に参加してきました 。
2009年、チームが結成されてからほぼ毎年参加していて
2年生の校外デビューの場とチームでは位置づけています。
学会は主に大学が会場となり、
全国の大学が持ち回りで開催するため毎年会場が異なります!
今年はなんと新潟県。
会場は新潟コンベンションセンター「朱鷺メッセ」という素晴らしい会議場。
ちょっと遠いので今年は参加をあきらめようかと思い
1学期に2年生に何気なく尋ねたところ、メンバーの答えはNO!
ポスター発表に興味があるのか、はたまた新潟県に行ってみたいのか
大会に参加したいというのです。
行くからには精一杯努力して臨まなければ何の意味もありません。
しかしこの夏、チームは農業クラブ東北大会出場、
グーグル主催のサイエンスジャムへの参加、
さらに大阪で開催された観光プランコンテスト出場もあり大忙し。
そこで時間をみつけては夏休みから少しずつ練習を重ねてきました。
ポスター発表とは模造紙大の紙に研究の内容を書き
それを目の前の方、数名に説明してはディスカッションする方式。
つまりそこには一切原稿など存在しません。
また説明は数分で終わるのですが、ディスカッションが長い時間続くので
内容について当然ながら深い知識がなければ始まりません。
ましてや目の前にいる方は植物研究のプロフェッショナルばかり。
初めてポスターの前に立つ時は、怖くて怖くて足が震える人もいるぐらいです。
5人も指導するのは大変ですが、今回は嬉しいことに、
3年生も経験を生かして指導役になって面倒を見てくれました。
さあデビュー戦、どんな経験がしてくるか楽しみです。
コメント