花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

お花屋さんのサラダバー

2015年09月25日 | 研究
ここは環境システム科の水耕栽培温室。
現在、生徒が設立した3つの模擬農業法人が葉菜を栽培しています。
タイマーで点灯時間、コントローラーで波長や照度などを
自在に設定できるので、3社それぞれの考えのもと光を操っています。
さて2010年、チームは結成翌年に農業クラブ県大会に出場しています。
発表タイトルはゲーテの最後の言葉といわれる「もっと光を」。
栽培にもっと光を活用しようという意味でつけられました。
取り組んだ研究は当時としては珍しいLEDを活用した草花とレタスの栽培。
先生方のレタス摘み取り体験を企画したり、
小学生にLEDを活用した温室を説明したりと大忙しでした。
たくさんの取り組みの中で思い出に残っているもののひとつに
美しい夜のレタス温室を見学するナイトツアーがあります。
お客様は夕食を食べ終わった寮生です。
赤や青に輝くLEDの美しさにみんな驚いていたのを覚えています。
結成当時のチームフローラフォトニクスは
「光を活用した草花栽培に特化した研究チーム」。
つまりばりばりの草花斑でした。
したがってレタス栽培には少し抵抗を感じたので
企画したサラダの摘み取り体験は「お花屋さんのサラダバー」という
ちょっとかわいらしい名前をつけました。
LEDランプが1個5000円もしていた頃。
チームは将来に莫大な投資をしていたのです。
しかしその時のメンバーが今、名農に帰ってきて
農業を名農生に指導しているのですから嬉しい限りです。
LEDで夜間輝く温室を見る度に当時が思い出されます!
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朝礼・点呼!

2015年09月25日 | 環境システム科
環境システム科の学校設定科目「起業チャレンジ」。
3年生が3グリープに分かれ、
LEDを搭載した最新の水耕栽培装置を使って
野菜の生産販売の模擬経営に取り組んでいます。
しかし単に黙々と取り組むというでは面白くありません。
そこで取り入れているのがゆるやかな競争です!
文化祭が終わりゲーム終了となったら、
経済性、安全性、生産性などの観点から経営分析を行い、
その年No.1の会社を決めるのです。
環境システム科はほとんどが男子のため争うのが大好きです。
そこで勝負に大切なメンバーのモチベーションを高めるために
授業が始まったら、なんと朝礼点呼を行う会社が出てきました。
今日やることをきちんと共通理解するためらしいのですが、
大人顔負けの気合いの入り方。
工業の良さが農業に取り込まれていて、とても参考になります。
起業チャレンジは2時間続きの授業ですが
主体となるのはもちろん生徒たち。
何をどのように栽培して、どのように販売するか。
すべて彼らの自由にしています。
したがってその日の活動はグループによってばらばら。
しかしそれだけに責任は重いものがあります。
自由と責任を実感する新感覚の科目が生徒たちにも人気です。
さあ今度の日曜日は八戸市のはっちで10時から15時まで
名農ファーマーズマーケットが開催されます。
農産物の他に秋花壇の花苗も並ぶという噂もありますので
どうぞお楽しみに!
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