風は秋色

久しぶりに第２農場の草花温室に入ってみました。
予想はしていましたが、ご覧の通りシクラメンだらけ。
何鉢あるのでしょう、それはそれは見事なものです。
温室は知らないうちに春の花壇苗から
秋のシクラメンへと主役の座が変わっていました！
このシクラメンは名農の文化祭である「名農祭」で販売されるもの。
品質の良さから地域で人気の商品です。
このように温室ではすでに秋を迎えているようです。
さて名農が全校で参加する青森県南部町の秋祭りは明日から。
農業の多面的機能としてあげられるひとつに
「農村文化の継承」があります。
全国各地の農業高校が地元の祭りに積極的に参加するのは
そんな学習目的があるからです。
しかし各地で若者が減少し、祭りが維持できなくなってきています。
これはグリーンツーリズムの先進地である「南部町」でも同じこと。
したがって今では名農は秋祭りを支える重要な人材となっています。

ちいさい秋みつけた

草花温室の並ぶ第２農場を歩いていたら
名農の校歌を作詞されたサトウハチロー氏ではありませんが
「小さな秋」を見つけました。
ご存知「ハボタン」です。
夏からここにあったのかもしれませんが、
なぜか気がつきませんでした。
しかし秋風が吹くと、とたんに存在感をあらわすのがハボタン！
おそらく10月に行われる秋の地区分会で行う
花植え活動に使われるものだと思います。
ハボタンの魅力はこの葉の色。
きれいな花は咲きませんが、
配色を考えながら同じ色を並べて植えると
なんともいえないお洒落な花壇を作ることができます。
植えた人の色彩センスが試されるなんて
なんだがちょっと怖い草花です。