花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

朝採りチンゲンサイ!

2015年09月27日 | 環境システム科
水耕栽培で育てているチンゲンサイです。
まだ若いので独特の姿にはなっていませんが
やわらかな葉がなんとも美味しそうです。
実はこの若いチンゲンサイ、今日八戸市の「はっち」で行われる
名農ファーマーズマーケットで販売されるらしいのです。
生産販売するのは名農は名農でも、
環境システム科3年生が経営している会社です。
販売理由は現在の野菜高騰への対応策。
高くて困っているみなさんに
いくらでも安い野菜を届けたいという思いからです。
そんな熱い思いは行動にもあらわれています。
一般にスーパーマーケットに並んでいる葉菜は
その日に収穫されたものばかりではありません。
収穫、調整、出荷、競り、店頭と段階を踏むためです。
ところが環境システム科3年のメンバーは
なんとか採れたての野菜をみなさんに食べてもらいたい考えていて
彼らの計画によると今日の朝早く農場に集まり収穫し
その足で電車に乗って「はっち」に向かうというのです!
学校設定科目「起業チャレンジ」は
栽培も販売も学習者である名農生が自由に決めることができます。
朝採りの野菜を届け、消費者を笑顔にしたい。
思ったら実行する彼らの機動力には頭が下がります。
数量限定、それもまだ若いチンゲンサイではありますが、
最新のLEDで育てられたやわらなか野菜をぜひご賞味下さい!
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スマートフォンと授業

2015年09月27日 | 研究
スマートフォンを授業中に出して触っていたら先生に注意されるのは当然。
ほとんどの高校では没収され、生徒はこっぴどく叱られるはずです。
もちろん名農も校内でスマートフォンを使うのは禁止です。
ところがチームはなんと授業中にスマーフォンを使うことがあります。
当然ですが電話や友人とのメール送信として利用するのではありません。
優れもののアプリを測定に活用したり、記録をつける場合に用いるのです!
感覚としては電話ではなく、PCや観測機器。
研究で登場する植物の葉の開度やサクラソウ自生地の高度、位置などは
すべてスマートフォンを活用しています。
チームは結成の翌年である2010年、
まだ一般的でなかったスマートフォンとPCを活用して
病害虫検索機能付きのデジタル農業日誌を製作したり
葉の色を数値化するIT技術を披露しました。
活躍したのは懐かしのiPhone3G。
今や出番こそなくなりましたが、
最近の大型スマートフォンと違って小型で逆に便利でした。
「携帯電話はトラクターやコンバイン以上の農具になる」
10年以上も前ですが、農業におけるIT利用を研究されている
国の農業試験場の教授から私たち指導者や生徒が
携帯電話の農業利用の方法をいろいろ教わった時に話された言葉です。
きちんとルールを守りながら、ITの恩恵を受ける。
メンバーは研究を通して、そんなメリハリのある考え方を学んでいます。
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ローズパール

2015年09月27日 | 
最近、中まで赤いりんごが話題となっています。
いろいろな新種があるようですが
弘前大学が育種した「紅の夢」は現在売り出し中で注目度No.1です。
この写真のりんごの果肉は、真っ赤ではありませんが
少しピンク色したところがあります。
品種名はよくわからないのですが
「ローズパール」というりんごによく似ています 。
「ピンクパール」という似たような品種もあるので
なんとも特定はできませんでしたが
紅玉のように酸味もあって美味しいりんごでした!
さて今春、りんごの開花が早いと話題になりましたが
やはり収穫まで早くなってしまいました。
名農のつがるはいつも9月20日頃の収穫でしたが
今年は9月に入ったらもう収穫可能となりました。
さあ今日は八戸市のはっちで
名農ファーマーズマーケットが10時~15時まで開催されます。
収穫時期が狂っているのでりんごが販売されるかどうかは
わかりませんが、秋はっちは今回にて最終回。
お近くのかたは、ぜひ覗きにきてください。
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