花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

クリスマスローズの結実!

2017年06月25日 | 研究
露地で開花したクリスマスローズ。
開花から2ヶ月も経つのにまだ咲いています。
とはいっても花弁のように見えるところはがく片。
がくは散ることがないのでこのようにいつまでも残っているのです。
しかしさすがに色褪せて鑑賞にはたえません。
ここで注目する箇所は雌しべです。
大きく膨らんでいるのがわかります!
この中には米粒大の大きな黒い種子ができています。
そろそろ袋が裂け、中から種子が飛び出してくる時期。
もし種子が必要ならば破裂する前に
茶こし袋などを被せてキャッチしなければなりません。
チームは久しぶりに採種してみようかと考えています。
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野生種が大切な理由とは

2017年06月25日 | その他
現代のガーデンローズに欠かせないものに
フロリバンダ系と呼ばれる集団があります。
フロリバンダは「花束」を意味しているように
枝分かれして中輪の花をたくさん咲かせます。
そしてフロリバンダ系はポリアンサ系と呼ばれる
矮性、四季咲き、そして小輪の花をたくさん咲かせる集団から誕生しています。
さてここで注目したいのがこのポリアンサ系の誕生。
なんと日本のノイバラがヨーロッパに渡り
ヨーロッパのバラと交配されてできたのです。
日本では小さな花をたくさんつける野生のノイバラをよく見ますが
このように美しい園芸種のバラの歴史を語るうえで
欠かせない遺伝子をもっているのです。
野生種から生まれた園芸種は万が一、消えてしまってもしかたながない!
しかし無数の園芸種を生み出す力をもっている野生種は
何が何でも保護しなければならない。
サクラソウ保全活動でいろいろな先生方から学んだ教えです。





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