花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

忘れてた?

2019年01月16日 | 研究
先日、机の隅から袋に入った野菜の種子が出てきました。
それも面白いことに全部カブだけ。
赤カブから黄色カブなど全部で6種類もありました。
これは昨年、チームフローラフォトニクスの販売部門である
ショップフローラフォトニクスの商品として考えたものです。
カブにはいろんな品種があります。
それらを栽培して名農祭で販売しようと計画したのですが
実際は活動が忙しく、ついうっかりして播種できずに
種子だけが年を越してしまいました。
なかでもこの「もものすけ」というカブは
生の状態で皮が手でむけて、そのまま食べられるという珍しい品種。
甘くてみずみずしいカブを丸かじりする機会はそうないので
ちょっと楽しみにしていました。残念です。
そういえば昔、チームはよくわからず
同じカブである京野菜の「すぐき」を栽培したことがあります。
立派なものがたくさん採れましたが、
すぐきは乳酸発酵させる独特な漬物の材料と知って
ちょっと困ったのを覚えています。
でも悩んだあげく、結局は普通のかぶのようにして食べてしまいました。
さて1年経つと種子の発芽率は低下するといいます。
果たして今年播種したらどうなるでしょう。
もったいないので試してみたいと思います。
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タイムラプス!

2019年01月16日 | 研究
一定間隔で写真を撮影し、パラパラマンガのような
動画にしたものをタイムラプス写真といいます。
またカメラによってはこのような撮影を
インターバル撮影と表記したものもあります。
結成の翌年である2010から2011年、チームはこのタイムラプス機能を使って
ヒマワリの自動撮影に挑戦したことがあります。
研究テーマは「白夜のヒマワリはどこを向くか?」。
日が沈まずに地平線付近を太陽が転がっていく環境だったら
ヒマワリは24時間太陽を追いかけ続けるのか?
また蕾がぐるぐるまわったら首が千切れたりしないのか?
そんな疑問を当時のJr.が国立極地研究所と一緒に研究したのです。
極地研究所は北極でヒマワリと同じ太陽を追う性質を持つチョウノスケソウで、
チームフローラフォトニクスは学校に人工的に作った
白夜環境でミニヒマワリを題材に行いました。
するとヒマワリの蕾は次々と移動するLEDライトに反応し
24時間360度追い続けたのです。
北極でも同様の傾向が見られ、この研究成果は
Jr.の女子3名によって極地研究所で報告されました。
研究所のみなさんが一番楽しみにしていた疑問は、首は千切れないのか?
確かに人が首をぐるっとまわしていくと千切れそうになりますがヒマワリは違いました。
ラジオ体操の中に腰を中心に旋回する運動がありますが
ヒマワリも同じように茎をぐるぐる旋回させてるので
360度まわしても大丈夫だったのです。
当たり前の話ですがこれには研究者の皆さんも大笑いでした。
その後、チームに入った彼女たちはマイクロバブル研究で
極地に近いストックホルムまで行くことになります。
北欧の夏は夜になっても明るく、白夜に近い環境に感激したものです。
さて実はチームフローラは2018年も極地研究所と
「極地のマメ科植物は就眠運動を行うか」という研究を行う予定でした。
久しぶりのタイムラプス撮影なので準備していましたが
北極でマメ科植物が見つからなかったこともあり研究は実現できませんでした。
今は市販のカメラのほとんどにタイムラプス機能がついています。
簡単に微速度撮影ができるので、ぜひ植物の成長を記録してみてください。
びっくりする面白い映像が撮影できます。
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