花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

トリビアの泉

2019年01月03日 | 研究
このおもちゃを知っている人はそう多くないはず。
これは「プラントトーン」という今から15年ぐらい前に
市販されたもので、そんなにヒットはしなかったはずです。
実はこのおもちゃがチームのある研究のヒントになっています。
では使い方をご紹介します。
卵形の本体から伸びている2本のコード。
その先は洗濯バサミのようになっていて
好きな植物の葉を挟むようになっています。
準備はこれだけ。あとはスイッチを入れるだけです。
すると不思議、卵から電子音が聞こえてきます。
それも低音、中音、高音と3の音階。
そさらに音階に合わせて本体についている
3色のLEDが点灯するというおまけつきです。
実はこのおもちゃ、植物の中の電圧(生体電位)の変化を測定し
3段階の音と光によって教えてくれるもの。
葉を触ったり、水をあげるだけで電圧は変化するので
まるで植物が気持ちを伝えているような
錯覚を覚えるユニークなおもちゃでした。
もうお分かりだと思いますが、
これが電気によってナメコの発生を促す研究のヒントになりました。
いまさらですが、ナメコの培地に差し込んだら
どんな音がしたのでしょうか。試してみるべきでした。
そういえば昔、雑学を紹介する「トリビアの泉」という
番組があったのを思い出しました。
研究のタネはいたるところに転がっています。
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バラの実

2019年01月03日 | 学校
雪にバラの実が落ちています。
実が貧弱なことからおそらく生育途中で枝が折れてしまったようです。
リンゴもサクランボもバラ科であることから分かるように
バラにも赤い実のなる種類がたくさんあります。
そしてこの実のことをローズヒップといいます。
代表的なのが日本にもあるハマナス。
バラの原種のひとつで学名でロサ・ルゴーザ(Rosa rugosa)といい
その大きくて朱色がかった赤い実は夏から秋に見ることができます。
ただ早く実をつけるため晩秋になると実が落ちてしまうのが欠点です。
冬まで実を楽しむならロサ・カニーナ(Rosa canina)という原種がオススメ。
一重咲きの花も素敵ですが、実を野鳥が食べにくるので庭が楽しくなります。
もちろん飾ってみてもいいものです。
さらにこの実を乾燥させて実を割り、中から種子を取り除き
お湯に数分つけるとお馴染みのビタミンCたっぷりのローズヒップティー。
バラというとどうしても人の手によって
華麗な姿に改良されたものがイメージとして頭の中に浮かびますが
原種の素朴な花もいいものです。
手入れも簡単で放っておいても花が咲き実がつきますので
花や実をぜひ楽しんでください。
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