花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

飛び立つ年

2019年01月01日 | 研究
あけましておめでとうございます。
チームフローラフォトニクスを結成して10回目のお正月を迎えました。
今年度をもってチームは解散と宣言していますので
残るところ3ケ月となりました。
でもこれはメンバーの在籍上の話で、実際は最後の3年生が卒業するまで。
名農の卒業式は昔から3月1日なので残り2ケ月しかないことになります。
さらに3年生は1月下旬の学年末考査を終えると
2月は卒業式の練習のため1週間に1回程度しか登校しません。
ということで彼らが活動するのは実際のところ
始業式から1学期末考査までの2週間だけしかありません。
学校下の馬淵川にはご覧の通り、今年も白鳥が羽を休めています。
春になるとこの白鳥とともに南部町から旅立つメンバーたち。
残り短い日々ですが、ご支援よろしくお願いします。
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春の新作登場!

2019年01月01日 | 研究
チームフローラフォトニクスはそもそも植物研究グループです。
園芸科学科から環境システム科に移籍したことで
若干取り組み範囲が拡大しましたが
題材が植物であることには変わりません。
10年の活動の中で、いくつか記憶に残る植物があります。
最初はナデシコ。2009年にチームを初めて立ち上げた時の題材で
わい化剤という薬剤を使わず光だけで草丈の伸長を抑えるという研究内容でした。
女子サッカーのナデシコJAPANに引っ掛けて発表をしましたが
当時はナデシコJAPANはもちろん女子サッカー自体が認知されておらず、
皆さんポカンとされていたのを覚えています。
もうひとつはご存知サクラソウ。
東日本大震災をきっかけに取り組んだ種差海岸の保全活動は
わずか数年間でしたが、海岸が県立公園から国立公園に
変わっていく様子をリアルタイムに体験することができました。
さらにこの研究で筑波大学に進学したOGも早いもので今年で卒業。
サクラソウを通していろいろな経験をさせてもらいました。
さて最後はなんといってもサンパチェンス。
サカタのタネさんの協力もあり取り組んだ水質浄化活動は
地域の皆さんにも喜んでもらうことができました。
ナデシコから始まった花の研究活動ですが、サクラソウやサンパチェンスは
チームを2度もストックホルムに連れて行ってくれました。
これも花の女神フローラのご褒美だと思います。
さてチームのもとに来年度の苗のご案内が届きました。
なんと小型のサンパチェンスが開発されたようです。
アジアはもちろん、ヨーロッパ、北米、南米にも広まっているサンパチェンス。
春に植えると秋まで咲く特長は同じだと思うので、ぜひ育ててみたいものです。
しかし残念ながら育ててくれるメンバーはもういません。
このカタログは誰かに差し上げたいと思います。
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