花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

青森の積雪

2019年01月19日 | 環境システム科
2019年になって初めての課題研究。
しかし5名いるはずのメンバーが3名しかいません。
風邪でもひいたんじゃないかと不安になりますが
実は農業クラブの役員である男子2名は
県連盟総会に参加するため朝から青森市に出かけているのです。
青森市といえば酸ケ湯(すかゆ)。
雪が降ると必ずといっていいほど積雪量が取り上げられます。
確かに現在の酸ケ湯は2m60cmととんでもない積雪ですが
この報道についてあまり良く感じていない市民の方が結構います。
なぜなら青森市ってこんなに雪が降るんだという誤ったイメージがつくから。
酸ケ湯は温泉関係以外の人は住んでいない八甲田山にあるのです。
それに比べて青森市内の現在の積雪は約50cm。
太平洋側にある八戸市が積雪ゼロなのを考えるとかなりの積雪ですが、
山にある酸ケ湯の5分の1しかありません。
ところがテレビで酸ケ湯がいつも紹介されるので
青森はものすごく雪が降ると思われているようなのです。
山は降って当たり前。勘違いしないで見ていただきたいものです。
さてチームは間もなく中学校に出向き、研究の紹介をすることになっています。
そのため練習しなければなりませんが
3名しかいないのでこの日は開店休業。
来週は放課後残って練習しなければならないようです。
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考えるって面白いよ

2019年01月19日 | 学校
冷たい風が吹いています。
まだ寒中なのでこれは仕方がありません。
さて農業高校は農業の知識と技術を学びますが
知識と違って技術は何度も試してみないと上達しません。
食や陶芸などいろいろな分野の職人も
これで技術が完結したということはないので
みなさん長い年月をかけて常に自分を磨いています。
先日、青森山田高校がサッカーで全国優勝しましたが
こちらもおそらくたくさんの練習試合をしているはずです。
しかし自然相手の農業はそうはいきません。
りんごでもイネでも1年に1回しか栽培できないからです。
つまり農業高校生が試行錯誤しながら挑戦できるのはやってもわずか3回。
本当だったら何100回もやりたいところですが
60歳のベテラン農家ですら20歳から挑戦したとしても
たった40回しかできないのです。
したがって農業は1回1回が真剣勝負。
毎年、策士のように戦略をもって臨まないと上達しません。
3月下旬になるともう畑が待っています。
何もできない寒中の今こそ周到な計画を練ってみてはいかがですか。
今年はどうやって課題をやっつけようか。
解決までのルートに個性が見えてきます。
考えるって面白いよ!

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