花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

褒められて伸びるタイプです

2019年01月08日 | 環境システム科
可愛いキャラクターがプリントされたクリアファイル。
しかし日本分子生物学会という
何やら難しそうな漢字が並んでいます。
実は昨年の11月末、チームフローラフォトニクスの弟分である
Bubble Boysは横浜で開催されたこの学会の高校生部門で
生まれて初めてのポスター発表を経験してきました。
このファイルは参加の記念としていただいてきたもの。
今まで賞はもちろん、参加賞すらもらったことのない彼らにとっては
このようなファイルでも大喜び。
ご褒美のクリアファイルをとても嬉しそうに抱えていました。
すると不思議なもので受け身の彼らにも欲が出てきました。
なんと3月下旬に東京農業大学で開催される
学会のポスター発表会にも出場を希望し、
なんと見事参加が決まったのです。
のんびりした毎日の中で、あえて発表へ挑戦する道を選択した彼ら。
一歩踏み出すことで、次々と新しい道が見えてきました。
さて今日は地元南部町恒例の新年互礼会。
この町の名士が集まる会で南部町出身のチームメンバー3名が
町長さんから表彰されることになりました。
もちろんストックホルム青少年水大賞での成果が認められてです。
休みボケしていないことを祈ります。
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アニマルトラッキング!

2019年01月08日 | 学校
雪の上になにやら足跡がついています。
ちょっとわかりにくいので線を引いてみましたが
まさしく鳥の足跡です。
実はこの足跡の主は「キジ」。日本の国鳥です。
キジは田舎のこの地域ではときどき目撃することができます。
地面に落ちている種子などを探して食べているのだと思います。
名農のキャンパスにもやってくるので飼ってみたくなりますが、
野鳥なので捕獲も餌付けも禁止されているようです。
たとえ弱っていても捕まえてはいけないそうで
すぐに行政に連絡することになっています。
このように法で守られているキジですが
代表的な狩猟対象にもなっています。
狩猟の期間や場所は国や県などで決まりがあるようですが
冬の今頃は猟師に狙われる可哀想な生き物でもあるのです。
近年、シカやイノシシによる農作物被害が報告され、
この南部町周辺でもとうとうシカが目撃され始めています。
しかし肝心の各地の猟友会はメンバーの高齢化もあり激減しています。
これを受けて近年、全国の農業高校では
獣害を抑制する新技術開発が盛んに行われるようになってきました。
イノシシが青以外の色を認識できない特性を利用して
青色の物を圃場周辺に設置してイノシシを寄せ付けない
群馬県の高校が開発した技術は驚くほど効果があり高く評価されています。
名農ではまだ取り組む班はありませんが
名久井岳でもシカが目撃されています。
近いうちに獣害を抑制する新研究に取り組むチームが誕生するかもしれません。
さて昨日7日は七草粥を食べる人日、それと同時に小寒でした。
これから2月の節分までが寒中。
風邪には気をつけましょう。
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