花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

校訓

2019年03月02日 | 学校
「緑育心」という環境緑化活動のスローガンを
よく名農の第二の校訓として紹介されます。
しかし正式には第二の校訓ではなく名農生に長年愛されている言葉。
では正式な名農の校訓はご存知ですか。
「強く正しく明るく そして責任をもつ」。
どのようにしてできたか調べてみないとわかりませんが
人として大切なことを小学生でもわかるほど単純明快に示しています。
さて昨日、最後のFLORAが無事卒業しました。
ここは彼らが活動してきた馴化温室周辺ですが、
旅立った後にこんな植物が残りました。
これは北欧や北米原産とされるリンゴンベリー。
日本語ではコケモモと呼ばれる低木樹で
赤い実はジャムに加工され甘酸っぱいソースとして北欧料理を引き立てます。
実はこのリンゴンベリーは最後のFLORAが
ストックホルム青少年水大賞準グランプリを記念して
自分達だけの記念樹として植えたものです。
秋に植えましたがすぐ冬となったので
長い間、雪の下に隠れていました。
一体どうなったのだろうと雪がとけたので覗いてみるとご覧のとおり元気です。
というか冬なのに、なんだか大きくなっています。
氷点下30度でも大丈夫というリンゴンベリーにとって
青森での越冬なんて楽勝だったようです。
社会に出るとより強さが求められます。
その強さとは肉体的な強さ「Strong」はもちろんですが
今の世の中、「Tough」「Guts」という精神的な強さはもっと大切です。
おそらく校訓にある「強く」とは
そんな心身ともに強い名農生となれとのメッセージではないでしょうか。
暑い夏、ストックホルム青少年水大賞でのグランプリを目指し
肉体的にも精神的にも鍛えられたFLORA FINALのメンバー。
社会に出てもリンゴンベリーのように
へこたれない強さで難関をはねのけてほしいものです。
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ラムサール条約

2019年03月02日 | 学校
寒波がすぎさり、気温も上がってきました。
グラウンドもこのようにすっかり雪が消えました。
するとあわられてくるのが水たまり。
なんだが広大な湿原のようです。
「水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」を
ラムサール条約といい、指定されている湿地は
現在、日本に約50ケ所もあるといいます。
青森県には三沢市の仏沼が、ただひとつの指定地で
220haの湿原には絶滅危惧種の野鳥オオセッカが自生しています。
しかし湿地の乾燥の影響か2011年に約700羽いた個体が年々減少し、
2018年には約350羽と半減しているそうです。
貴重な生物を育む湿地を後世に残そうと
地域の方々の活動が続いています。
暖かくなってきた南部町。
ハクチョウが北に帰る日も早まるかもしれません。
さて、無事卒業式が終わり
たくさんの名農生が旅立って行きました。
入社式や入学式までもう少し時間があるので
気持ちをしっかり社会人に切り替えて頑張ってもらいたいと思います。
ところがチームは3月8日に最後の大会が行われるので
まだ解散するわけには行きません。
もう少し彼らの活動を紹介したいと思いますので
お付き合いよろしくお願いいたします。

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