花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

未来の農業提案 ?

2019年03月12日 | 研究
こちらはチームが製作した未来の農業提案のもうひとつのアイデアパネル。
メガソーラー発電所内の空き地を利用して行う農業提案です。
一昨年、チームが実験をもとに考案したビジネスアイデアですが
これを未来農業のアイデアとして紹介しました。
北国は南国に比べ太陽高度が低く、秋や冬には長い影ができます。
さらに降雪を避けるため太陽光パネルの架台は2mもの高さになります。
したがって影がかからないようパネル間の離隔距離は4〜5m。
そのため通路と称する軽トラックも入れる広い空きスペースができるのです。
一般的にメガソーラーの敷地は一基で数haもありますが
パネルが設置されているのは敷地の約半分。
つまり残り半分は空きスペースなのです。
南部町周辺の市町村には現在11基のメガソーラーが稼働していますが
計算するととんでもない広大な土地が眠っていることになります。
事業者はこの空きスペースに背の高い草が生えると発電に影響するので
除草を委託していますが、数百万円ものコストがかかっています。
そこでタダで除草を請け負う代わりにタダで未利用地を借用し
農業をしようというのがチームの提案です。
作物は草丈の低いカボチャやハチミツをとるレンゲ草。
地面を這う作物なので一面に広がると草も生えてこなくなります。
さらにパネル下でのキノコ栽培も候補として紹介しています。
ユニークな発電所育ちの高付加価値の農作物や加工品。
北国ならではのとてもユニークなアイデアと認められました。
これをチームのオリジナルレイアウトでパネルにしたのがこれです。
うまいことまとまるとは思いませんか。
東京国際フォーラムに展示されましたが
たくさんのみなさんにご覧いただきました。
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鉄板レイアウト!

2019年03月12日 | 研究
新しい未来の農業提案を行う会で
チームは2つの提案を披露しました。
一つは水質浄化と食糧生産を同時にできるシステム。
ご存知、昨年の夏にストックホルムで発表したものです。
人口が増加している地球。世界では食料不足で苦しんでいるたくさんの人々がいます。
そこでチームは近い将来、実現したいアイデアとして紹介しました。
提案者はA1という大きなサイズのパネルを会場に展示する決まりです。
そこで急遽、このようなパネルを作りました。
出品したらずいぶんスタイリッシュでオシャレなデザインと
主催者からお褒めの言葉をいただきました。
チームは今まで、エコプロダクツなどいろいろなところにパネル展示してきましたが
決まってこれはデザイナーが作ったものですかと問われます。
そんなことはありません。
このレイアウトデザインはチームオリジナルで、結成当時に考案したもの。
文字で紙面を埋め尽くさず、大きな写真や図、必要最低限の説明だけで表現するのが特徴です。
そして最も意識しているのが余白。この何にも書かれていないスペースが
パネルの可読性を高めるとともに品格を与えています。
不思議なことに、この鉄板レイアウトに写真や文字を当てはめていくと、
どのプロジェクトも簡潔にお洒落に紹介できるため長年愛用してきたのです。
先日までこのレイアウトで製作した研究紹介パネルをチームはたくさん所有していました。
しかし終活作業で大量に廃棄。残念ながら今では数枚しか残っていません。
さて今回はチーム最後となるパネル製作です。
悩むことなく、このチームレイアウトを使うことにしました。
それではもう一つの提案もこのレイアウトに当てはめてみましょう。

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