For Flora From Flora

さてチームは長年、卒業生に対して心ばかりのプレゼントをしてきました。
それがチームオリジナルの卒業アルバム。
それも5人いたら５冊とも違うオーダーメイドです。
なぜなら彼らは高校での活動の多くをフローラに費やしてきました。
しかし学校で製作するアルバムはみんなを掲載しなければならないので
広く浅くという写真をチョイスすることになります。
ところが研究活動をするチームにとって必要不可欠なのも記録写真。
チームが応募するコンクールや製作する論文に載せるのは
実験区や実験結果をあらわす写真でほぼ足りるのですが
農業クラブとなるとメンバーの活動の様子が欠かせません。
したがって活動する際は２種類の撮影を意識的に行います。
すると卒業する頃には写真の枚数は600枚以上。
これを放っておくのはもったいないということから
個人ごとに卒業アルバムを製作することになったのです。
最後のフローラとなった今年の3年生は5名。
したがって5つの記念品が箱に詰められ彼らに渡されました。
渡してくれたのはFLORA Jr.
後輩のないメンバーにとって頼りになったJr.から
卒業式当日に渡されました。
中にはJr.と弟分のバブルボーイズの寄せ書き。
そして写真データとアルバムの完成データ。
なぜかアルバムが入っていません。
それはなぜでしょう？

有終の美

さて卒業式の少し前、名農の各分掌が製作した発刊物が配られました。
機関誌や新聞だったりと形は違いますが
今年１年の名農の活動をまとめたものばかりです。
嬉しことにどこを見てもフローラの写真が載っています。
TEAM FLORA PHOTONICS は2009年に
園芸科学科草花班の中の一つとして誕生。
花（植物）と光の反応を探りながら
新しい農業技術や商品開発に取り組んできました。
そして結成10年目となる2018年度をもって
解散することを宣言し今年1年、最後の活動をしてきました。
この宣言は最後のメンバーとなる5名にも重く響いたらしく
いろいろな場面で自覚をもった活動をしてきました。
またOBOGたちも最後とあって忙しい中、
学校を訪れては後輩たちを励ましくれました。
なんでもそうですが、最後となると有終の美を飾ろうと力を発揮するもの。
チームも国際大会で準グランプリを受賞する大金星をあげました。
たくさんの先輩方、そしてFLORA FINAL の皆さん。お疲れ様でした。
最後のメンバーが旅立った今、
フローラは長い活動を終える準備に入ります。