花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

種蒔く人

2019年03月11日 | 研究
コンテストの会場は東京国際フォーラム。
農林水産副大臣も出席して大臣賞を授与されました。
ステージで発表しているのは名久井農業高校の果樹研究班候補生。
ユニークな名前ですが、ドローン研究を引き継ぐ予定の1年生たちです。
こちらは今後、まだまだ可能性を秘めた未来が広がっているので
きちんと賞状と副賞をいただき、会場から大喝采をいただきました。
今やドローン研究班はフローラを凌ぐ成果をあげ続けています。
ドローンによる農薬散布やリモートセンシング技術はよくありますが
果樹の人工授粉は例がありません。
さらに企業と連携して本格的に高齢化の進む
果樹農家の労力軽減策として取り組んでいるところが注目されているからです。
これからの展開が楽しみです。
さて卒業式でも歌われた名久井農業高校校歌。
松田としさんの作られた高校の校歌とは思えない童謡のような優しいメロディーと
サトウハチロー先生のユニークな作詞でよく話題となります。
なぜなら校歌でありながら、なぜか画家ミレーの絵「種蒔く人」が出てきます。
晴れの舞台で大観衆を前に発表する1年生を見て新旧交代を感じ
ちょっぴり寂しそうな顔をしていた最後のフローラメンバーですが
10年前にフローラが名農にまいたチャレンジ精神のタネが
ちゃんと育っていることも感じていたと思います。
フローラは「種蒔く人」でもありました。
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バカがつくほどの ?

2019年03月11日 | 研究
卒業式を終えた最後のチーム。
ところが式の1週間後、もう一度上京することになりました。
それは農業を活性化する提案コンテストに入賞したからです。
とはいっても上位入賞ではないため発表も副賞の活動支援金もありません。
不参加でもいいのではと思いましたが
主催者からぜひともという依頼を受けたので
メンバーに検討をしてもらったところ全員が参加表明。
そこで賞状をもらうためだけに参加することになりました。
ぜひ参加してほしいといわれたのには理由があります。
今回、チームは水質浄化と食糧生産が同時にできるシステムと
メガソーラー農園化計画の2つを提案をしました。
その2つともユニークな内容として入賞したのです。
パンフレットの入賞者紹介に2つもあるTEAM FLORA PHOTONICSの欄。
他のアイデアと比較してもかなりぶっ飛んだ内容です。
審査員の方もこれには驚いたようで、
こんな提案を2つもした人たちの顔が見みたいとオファーがきました。
また事前審査にいらした方が、チームメンバーの楽しく
仲の良い雰囲気を気に入ってくれたこともあるようです。
この大会は活動支援のため副賞として
何十組というたくさんの受賞者に活動支援金という名の賞金が出ることで有名です。
「賞金は何に使われますか?」という事前審査の質問に、
彼らはもう卒業すること、そしてチームは今年で解散することを説明し
「賞金はいりません」と答えています。
さすがの審査員もびっくりして大笑い。
これでは上位入賞はできません。
正直者のフローラです。
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