花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

コットンクラブ

2019年07月24日 | 研究
研究生の1年生が栽培している綿。
ご存知のとおり、白い綿毛は木綿として利用されます。
cottonとはこの木綿の名称。
植物としての綿はcotton plant といいます。
みなさんはコットンベルトという言葉を覚えていますか。
社会の授業で習ったはずです。
これはアメリカの綿栽培地帯をあらわした用語。
北緯37〜39度、平均気温25℃というかなり暖かな地帯です。
したがって青森県では経済栽培ができません。
特に今年は気温が低く日照時間が短いのでかなり厳しい環境です。
ところが1年生は果敢に挑戦してきました。
先日、見てみると順調に育っているのか、
劣悪環境なので急いで花を咲かせようとしているのかわかりませんが
なんと大きな蕾ができています。
夏休みに入りましたがクラブ活動のように
頑張って出校しては調査を続けている1年生。
まもなくアオイ科特有のハイビスカスのような
きれいな花を目にすることができるでしょう。

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スロースターター

2019年07月24日 | 研究
チームフローラは名農一、おそらく全国一
課題研究を早く終わらせる研究チームでした。
そのフローラをルーツに持つハンターズも同じ。
一番早い人は今週中にもすべて終わるかもしれません。
そんなハンターズにあって、
黙々と一人で鉢を準備しているメンバーがいます。
実は彼、なんと先週から研究をスタートさせたのです。
彼が取り組んでいるのはサトイモ。
ご存知の通り、サトイモは種芋を鉢に植えて
苗を育てるのですが、芽が出てくるまで1ケ月かかります。
みんなどんどん調査を進めている中で
彼のサトイモは一向に芽が出てきません。
不安だっと思いますが、先日やっと葉を出してくれました。
そこで実験用の大型の鉢に植え替えたのです。
サトイモの収穫は秋。
焦らず気長に調査を続けてもらいたいものです。
今年ハンターズが研究しているのは現在5テーマ。
でもフローラのように早く終わるのは2つ。
残りの3つは珍しく秋までかかるのでメンバーは気が抜けません。
フローラがやり残したテーマに取り組んでいるハンターズ。
なぜか共通するのは時間がかかるものばかりです。
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