花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

匂いにご注意

2019年07月07日 | 
こちらも直売所で見つけた南部町の特産物。ご存知、ニンニクです。
品種の記載がなかったのでよくわかりませんが
福地ホワイト6片でしょうか。福地は現在の南部町。
まさにここはニンニクの産地でもあるのです。
白さや大きさは海外産とは比べものになりません。
採れたてのニンニクがしばらく店頭を飾りそうです。
ニンニクの匂い成分はアリシン。
細胞が破壊されると、つまり切ると現れます。
食欲を誘う匂いですが、匂いが気になる女性も多いようです。
そこで昔、細胞分解酵素を使ってニンニクを切らないで
くっついた細胞をバラバラにしたことがあります。
確かに匂いはしないのですが、量が取れません。
温度などいろいろ工夫するといいのでしょうが
面倒だったため途中でやめてしまいました。
さて今日は7月7日。七夕祭りです。
気になるのは天気。梅雨時なので
なかなか星空を見ることができないからです。
でも大丈夫。1ケ月遅れで飾ればいいのです。
なぜなら今日は旧暦ではまだ6月5日。
旧暦7月7日は新暦(2019年)では8月7日なのです。
仙台の七夕祭りだって旧暦に合わせて8月の6〜8日。
さすがに8月に入ったら天の川も見えるはずです。
年に1回の織姫様との再開。
この日ばかりはニンニク臭がしないよう気をつけたいものです。
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資源循環システム

2019年07月07日 | 
南部町の直売所に採れたての農産物が並んでいます。
これはウメ。サクランボ同様、南部町の特産物です。
ウメはこのようにたくさん入った袋単位で売られています。
みなさん購入されて何に使うのでしょうか。
考えられるのは梅酒。自家製梅酒を楽しまれる方も多いようです。
またよく見るのは梅漬け。梅干し。
そのためのシソの葉も販売されています。
しかし直売所でときどき見かけるのがシソのジュース。
きれいなピンク色したジュースです。
こちらはアルコール分がゼロなので
子供たちにも人気のようです。
南部町にはウメの加工センターがあり
シソジュースの作り方はそこで開発されたといいます。
では加工センターで廃棄されるウメやブドウなどの
大量残渣はどうしているのでしょう。
安心してください。残渣は地域の農家に肥料として還元され
きちんと資源がリサイクルされているのです。
農業が元気な町には、このような資源循環のシステムが必ずあり
持続可能な地域の農業生産を支えています。
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