花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

活動は計画的に

2019年07月04日 | 研究
ハンターズの活動は科目「課題研究」の中で行われてます。
現在、学期末考査も終わった名農はこれから体育祭の準備に突入するため
7月に活動できる回数は7月中旬までのわずか3回だけしかありません。
ところがハンターズの調査は原則として週1回。
もちろんそれが夏休みであろうとです。
そこで今、7月中旬から夏休みが終わるまでの活動計画案を作成しています。
昨年の夏はフローラが海外遠征に出かけるため大忙しでしたが
今年は今までにないほどのんびりした夏になるかもしれません。
とはいっても何もないわけではありません。
7月下旬にバブルボーイズとハンターズは
横浜で開催されるボランティア活動大会に参加することになったからです。
彼らが全国で紹介する活動は開発途上国の農業発展のために
今まで開発してきた農業技術の数々。
先輩のファイナルフローラの研究成果も含めて3種類紹介する予定です。
そのため夏休みに入る前から準備しなければなりません。
またハンターズは夏休み明けに静岡大学で開催される日本土壌肥料学会と
東北大学で開催される日本植物学会のポスター発表会に参加することも決定。
全国デビューが近づいています。
もちろん研究生の1年生も参加するつもりです。
夏休みはこれらの大会のための準備や練習が行われそうです。
関東関西と違い、8月下旬には2学期が始まる青森の高校生。
あっという間に過ぎてしまうため計画的に活動しなければなりません。
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中毒患者

2019年07月04日 | 研究
ハンターズが栽培しているインゲンマメです。
ところがある栽培区の葉に濃淡が出てきました。
病気でしょうか。しかし他の区は元気です。
よく考えて見ると思い当たる原因があります。
検討の結果、これはおそらく生理障害と推測されます。
どうやら土壌のpHが合わなかったようです。
でもこのおかげで思わぬ改善点を知ることができました。
修正も意外と簡単。こんなこともあろうかと予備の苗もまだ確保してあります。
焦ることなく、さっそく再試験を行う準備に入りました。
このように農業研究は相手が機械仕掛けではないため、
そう簡単にこちらの思うようには導けません。
でも私たちは最初から思い通りにいかないことを知っているので
今回のように慌てることもありません。
工業系の人たちと違い「お天道様には勝てない」というような
半ば諦めというか悟りのような感情をどこかに持っているのかもしれません。
常に変化し続けているジグソーパズルのピースを探すのは大変ですが、
だからこそ面白く、見つけた時の喜びは大きいものです。
みんな楽しそうに取り組んでいるから気づきませんが
もしかしたら歴代フローラのみんなは、
この快感を求める中毒者や依存症だったかもしれません。
誰だって解けそうなパズルのピースが思いついたら
早く試したくなるもの。活動再開が楽しみです。
さて今週初めに話題のサクランボ「ジュノハート」の初競りが行われました。
ニュースによると15粒入って15万円。1粒1万円です。
ご祝儀価格ではありますが驚きです。
青森県にまた名物が誕生しました。


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