花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

決戦は金曜日!

2019年07月01日 | 学校
廊下に草花が展示されました。
これはまもなく校内農業鑑定競技が開催されるという合図です。
農業鑑定は各学科で扱う種子や苗、農具や実験器具、
肥料や農薬、土壌などの実物を展示し判定するクイズのようなテスト。
実践に役立ついかにも農業高校という学習です。
しかし先日、農業クラブの県大会が開催されましたが
なぜか農業鑑定競技はありませんでした。
実は研究発表や意見発表会などは県を勝ち抜き、
さらに東北を勝ち抜かないと全国大会には出場できないのですが
この農業鑑定競技は各校の学科No.1になると出場できるのです。
つまり最も全国大会に近い競技ともいえます。
したがって学科のトップになろうと頑張る農高生がたくさんいます。
とはいっても全国大会ではそう簡単に1位にはなれません。
なぜなら全国大会に出場するのは全国各地の物知り農高生だからです。
さて学科代表は数回の大会成績から総合的に判断して選出されますが
名農ではその最終選考会が期末考査が明けた今週金曜日に開催される予定。
誰よりも早く全国大会の切符を手に入れようとみんな最後の戦いに臨みます。
ところで展示されている鉢をご覧ください。
「緑育心」とプリントされているとはさすが名農です。
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宝の倉庫!!

2019年07月01日 | 研究
解散したチームフローラフォトニクスが育ててきたクリスマスローズ。
せっかく結実したので種子を播いたところ、この春発芽してきました。
本来ならば5月下旬頃までに鉢上げすべきでしたが
ついつい遅れてしまい、先日やっと鉢上げしました。
小さな鉢に密集していたため苗も小さいのですが
なんとか厳しい夏を乗り越えて欲しいのです。
さてこのクリスマスローズ。欠点をあげるとしたら
播種してから開花するまで3年かかること。
したがって2年生から始まる課題研究で種子を播いても
自分の花が咲く前に卒業することになるのです。
これはバイオテクノロジーの基本である無菌播種を学ぶ際に用いる
シランやコチョウランも同じで高校時代には咲かないのです。
自分で播いた種子が花を咲かせてこその達成感。
そんなことからどうもあまり好きな教材ではありませんでした。
とはいっても体験しなければ何も学べません。
そこでフローラは卒業時に好きなクリスマスローズをひと鉢プレゼントしていました。
もしかしたら歴代メンバーの庭で今も咲いている株があるかもしれません。
また初代フローラメンバーはなんとか光でクリスマスローズの開花を早めたり
特殊な発根剤を使って挿し木できないか挑戦していました。
その結果は残念ながら曖昧なまま。
早く咲いた株もあれば変化しないものもあり
果たして光が開花に影響を及ぼしたかどうかは分からずじまい。
また挿し木も管理が悪く途中で枯死。
こちらも結果を得る前にお蔵入りしてしまいました。
フローラの倉庫にはこのように途中で眠っている
お宝となるかもしれない研究テーマが山ほど眠っています。
さて現在名農は1学期末考査の真っ最中。
しばし研究活動はお休みです。
ところで先日、試験販売された青森県開発の大きさサクランボ「ジュノハート」。
特に大きいサイズの販売では長い行列ができたということです。
青森、八戸、弘前の3ケ所で1日合計の60箱(2粒入り)の販売。
それを10日続ける計画ですが単純計算するとわずか1200粒。
実際はもっとたくさん販売されていると思うのですが
県民が並ばずに口にできるのはもう少し先のようです。
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