花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

昔の名前で出ています

2019年07月10日 | 研究
フローラ宛に新聞が届きました。
開けてみると日本教育新聞。
そういえば先月、メールによる取材がありました。
内容はフローラが昨年、スウェーデンで開催された
水の国際大会で準グランプリを受賞した話題。
先月、今年度の日本代表が正式に発表されましたが
そのお祝いと今年度のコンテスト募集を兼ねて紹介されたものです。
メンバーの写真も掲載されていて、つい懐かしく見入ってしまいました。
今年の代表こそぜひグランプリを受賞して欲しいものです。
さて先日、ハンターズに集合場所を連絡しようと
担任の先生に伝言をお願いしたところ
「ではフローラのメンバーに伝えておきます」と返されました。
それはそうです。ハンターズはチームの中で
勝手に決めて読んでいる名前。
外部から見ると昨年と同じ環境班。
つまりTEAM FLORA PHOTONICS なのです。
教育新聞だってフローラの名前で載ってます。
ハンターズの知名度はまだゼロ。
今に見ていろです。

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フローラの宿題

2019年07月10日 | 研究
細い葉なのでちょっとわかりずらいかもしれませんが
ダイコンの手前にまたまた発芽してきた作物があります。
これはニンジン。早く収穫できるミニニンジンです。
先日、ハンターズのメンバーが一生懸命播種したものです。
ところがちょっとマズイことに気がつきました。
実験に使おうと思って育てているのですが
よく考えると別の品種の方がより適しているようなのです。
実験は光とニンジンの色素の関係。
植物は強い光を浴びると植物色素であるポリフェノールを合成して身を守ります。
フローラは長年、光を照射しては野菜の花や葉、
実などのポリフェノール量を測定するような研究ばっかりしていたので
3年生になるとその辺りの仕組みをだいたい理解していました。
するとある3年生のメンバーが、光が直接当たらないニンジンや二十日大根にも
色がついているのはなぜだろうか。そして強い光を照射したら
根の色素も増えるのかという疑問を持ったことがあります。
彼はまもなく卒業してしまったので、
この疑問の答えを見つけることはできないでいました。
そこでハンターズでフローラの宿題をやろうとニンジンを播種したのですが
ご存知の通り、ニンジンのオレンジの色素はカロテノイド。
合成に直接光が必要ない色素です。
これでもなんらかの結果は得られると思いますが
どうせならアントシアニンを持ったニンジンを使った方が面白いと考えたからです。
一般によくいう黒ニンジンとか紫ニンジンというものです。
すでに新しい種子は手配していますが、せっかく育てているので、
このニンジンも実験に使ったり、収穫して資金にでもしようと考えています。
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