花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

チャレンジ成功

2019年07月22日 | 研究
これまたハンターズの研究。
春からクワイの水耕栽培に挑戦してきた男子。
ちょっと見て欲しいといわれたので行ってみると
株の下の方から立派な茎が出ています。
おそらくこれがクワイがつく茎だと思われます。
一般的なクワイの栽培歴を調べてみると
7月下旬頃から花が咲き始め、
地下部の茎にクワイが出来始めるのが8月下旬。
どうやら彼の熱心な管理によって順調に育っているようです。
クワイは水田跡にしろプランターにしろ土壌で栽培する作物。
それをハンターズは完全水耕栽培で挑んでいます。
茎がこのようにして出てくるところなど
土耕栽培ではお目にかからない光景。
まさにチャレンジしたものだけが目にできるお宝です。
さて彼が挑んでいるのは単なるクワイの水耕栽培ではありません。
肥大期に茎が肥大しやすい波長の人工光を照射すると
クワイまで大きくなるかという増収実験です。
あくまでもハンターズの研究は農家のため。
びっくりする成果を期待したいと思います。
とはいってもクワイの収穫は秋。
まだまだ長い道のりです。
コメント

夏はやっぱり「きもだめし」

2019年07月22日 | 研究
7月下旬に横浜で開催される高校生のボランティア大会に
2年ぶり参加することになった名久井農業高校の環境研究チーム。
もちろんメンバーはバブルボーイズとハンターズの7名です。
すでに一足早くチームが開発途上国のために取り組んでいる研究活動を
プレゼンテーションする準備に入ったバブルボーイズに遅れ
先日、ハンターズも打ち合わせと初練習を行いました。
おしゃべりのフローラに比べてあがり症だったバブルボーイズ。
そしてあがり症かどうかはわかりませんが、びっくりするぐらい口が重いハンターズ。
みんな真面目なのでしょう。いつも黙々と活動しています。
そんな彼らを人前で思ったことを伝えられるようにするのは至難の技。
特効薬などなく、まさに体験、つまり慣れるしかありません。
そこでいつもの発表スタイルを今回も導入することにしました。
全員がそれぞれ一人だけで来場者に対面し、内容を説明する場を設けるのです。
二人ひと組でも良いのですが、どうしても人に頼ってしまいます。
中には一人が話して、もう一人はその後ろに隠れてしまうことも考えられます。
だから一人30秒程度であっても自分で考えた内容を
自分の言葉でちゃんと説明し、質問を受けるという場を今回も設定したのです。
彼らにとっては、それは恐ろしい「きもだめし」かもしれません。
さて練習を開始して30分、自分の頭の中で内容を整理しているようです。
口に出さないと練習にならないことを伝えると、
今度は何やら小声で呟いています。
女神フローラは今年も高いハードルを用意してくれました。
しかし最後はみんなの前に立って説明できるまでになってきました。
歴代のフローラだって最初はみんなこんな感じ。
あとは体験によって自信をつけるだけです
夏休みですが調査があるため今週も出校するハンターズ。
今度は先輩のバブルボーイズとの最終合同練習となります。
いつも中途半端に練習して本番を迎えるから、
結果がどうあれ笑顔も悔しい顔も見せなかったかつての名農生。
やるなら精一杯。大変だけど最善を尽くす。
自分を育てるために意識的にチャレンジするフローラ精神が
彼らにも受け継がれていきます。
コメント