花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

変わらぬ風景

2021年08月07日 | 研究
土肥実験室の机上にあるのは簡易な水質分析装置。
そして奥の窓際に設置されているのはアルミホイルに包まれた水槽。
いつも見慣れた光景ですが、なんとこれはちょうど1年前のもの。
実は昨年、トレジャーハンターズが世界での発表にトライしていた頃、
環境班の4名のJr.は2手に分かれ、水質浄化と塩害抑制研究、
そして先輩の製作した三和土の改良に取り組んでいました。
これらの装置は水質浄化研究に取り組んでいる女子のもの。
名農は1年生の終わりに、2年生で始まる課題研究で
活動したい研究班の希望調査をとりますが
その際、彼女たちは嬉しいことに環境班を選んでくれました。
1年生の時に取り組んできた研究は、せっかくだからと正式メンバーになっても継続。
その結果、1年たった今でもタイムスリップでもしたように
まったく同じ風景が土肥室で見られるのです。
課題研究はこの春始まったばかりですが、彼女の研究はすでに2年目。
新人ながら上級生並みのデータを揃えています。
先日、まとめに挑戦しましたが、昨年取り組んだこともあり
思った以上に内容を十分理解していてびっくり。
秋の発表会が楽しみです。
コメント

神様お願い

2021年08月07日 | 研究
これは先輩トレジャーハンターズ 。ちょうど1年前の夏の様子です。
水の国際大会に出場することになった彼らは
英語によるスピーチの練習を何度も繰り返していました。
ツッコミ、ボケこそありませんでしたが交互に話すスタイルはまるで漫才。
水の大会でのグランプリ受賞も「M1グランプリ」とからかわれていました。
さて環境班は、先代のフローラ時代から毎年夏休みは
校外で開催されるビッグイベントに参加するのがルーティン。
先日写真を整理したら、夏休みは出校日数が少ない割に
県外で楽しそうに発表している様子が他の季節よりかなり多いのです。
東京で開催されるボランティアの全国交流大会、
夏休みから9月に各地で開催される学会や大学主催の発表会、
さらに神戸で行われるオリジナル観光プランを競う大会への出場は定番。
毎年繰り返される研究班の恒例行事でした。
しかし昨年はそれが一変。このように国際大会に出場したため
写真の量は多いのですが、学校内のものしかありません。
代名詞であり、みんなの憧れだった県外遠征が
コロナの影響で失われてしまったことは環境班にとって大ダメージでした。
さらに2021年は少し落ち着くだろうと思っていましたが大誤算。
名古屋に遠征するはずの夏休みの計画もご破算となりました。
心配なのがメンバーのモチベーション。
トレジャーハンターズは2年時に全国を飛び歩く楽しい経験をしたので
モチベーションの維持やチームワーク作りに役立ちましたが
現在2年生のフローラハンターズは最初から遠征自粛。
努力しても結果がオンラインだけだと、なかなか達成感を得にくいようです。
コロナの収束をチームの守護神である女神フローラに祈るしかありません。
コメント