花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

忘れられない夏がある

2021年08月08日 | 研究
昨日、ちょうど1年前の環境班トレジャーハンターズの
活動の様子をご紹介しましたが、今回はもう少し前の2018年のもの。
チームフローラフォトニクスの活動風景です。
こちらは何やら着物の着付けをしています。
2018年、フローラの2人の男子は青少年の水の国際大会に
日本代表として出場が決定。夏休み返上で発表や質疑対応の
練習をしていました。しかし頭の中にある不安は
発表だけではありませんでした。それが着物の着付け。
フォーマルな会場では伝統衣装で参加するのが通例らしく
男子なので羽織袴を着なければならないのです。
着方を教えてくださっているのは当時の国語の先生。
2人だけで着ることができるよう、お互い着付けを学んでいるのです。
もちろん2人とも初めて。さぞかし困っているだろうと心配していましたが
実際はそんなことはありません。ちょうどいい気分転換になっているようで
楽しく取り組んでいたのを覚えています。
また当時のフローラには2人の女子メンバーがいて
そのうち1人がなぜか着付けに詳しく、
先生と一緒に男子をサポートしていました。
農業高校の夏といえば暑い圃場での栽培管理実習が定番ですが
たまにはこんな夏もいいものです。
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非日常を楽しむ

2021年08月08日 | 研究
こちらでは女子2人が着物の着付けを練習しています。
チームは先ほどの男子と同じフローラですが、こちらは2012年。
東日本大震災から1年たった8月。同じ夏の日のひとコマです。
この年、フローラは初めて水の国際大会で
ストックホルムに渡航することになりました。
参加するのは男子1名と女子2名の3名。
やはり式典には伝統衣装で参加するのが慣例のため
夏休みの間、5回ほどですが着付け教室が行われていました。
しかし振袖は大人でも着るのが面倒。時間もかかります。
果たして着方を覚えることができるのかとても心配でした。
嬉しいことにこの年は地元の着付け教室の先生が
ボランティアで指導してくださいました。
2018年の男子の場合は、素人の国語の先生が教えてくださったので
お互いああでもない、こうでもないとワイワイガヤガヤでしたが
着付けのプロがいざ指導するとなるとまったく雰囲気が変わります。
いい加減に覚えてもらっては困るので厳しい指導が待っていました。
そんなこともあって着付け教室が終わると女子はクタクタ。
2018年の男子とは大違い。後日発表練習よりも大変だったと話していました。
2人とも成人式前なので振袖は持っておらず、
1人は姉から、もう1人は母親のものを借りたそうですが
一足早い振袖姿にきっとご家族も喜ばれたのではないでしょうか。
非日常を楽しめた頃の思い出です。
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