花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

宝の隠し場所

2021年08月29日 | 研究
ここは土肥実験室の倉庫。
かつては土・肥料などを学ぶ科目で使う
さまざまな実験器具が収納されていましたが
残念ながら文科省の科目リストからなくなったこともあり
今はその名残しかありません。さらに10数年前は
測量関係の機材も備えてありましたが、学科減少もあり
こちらの科目も名農から消滅していましました。
でもその割にたくさんの物品で溢れているとは思いませんか。
実は現在、環境班が倉庫がわりに使っているのです。
結成からもう10年以上。少しずつ増えていた機材などが
押し込まれています。でも中にはポップコーンメーカーや
ホットプレートなど実験に使わないものも入っています。
なぜなら以前、チームフローラフォトニクスは文化祭の時に
第2体育館でアグリチャレンジというコンクールを運営していました。
せっかくなのでたくさんの皆さんに表彰式を見てもらおうと
毎年メンバーは集客目的で実験的模擬店を会場で開いていました。
品種の違うポップコーンやフライドポテトの試験販売、
米の食味試験などあの手この手で来場者を楽しませていました。
倉庫の宝物はその名残です。フローラが解散したため、
現在、表彰式の運営は農業クラブに移行しましたが
今もこの実験的模擬店だけは環境班で継続。食べ物の他に
世界準グランプリを受賞したファイナルフローラが実験で使った
中古水槽などを叩き売りして、活動費に当てていました。
しかし昨年はコロナで展示は中止。今年こそはと思っていましたが
なんだか怪しい雲行き。いったい今年の秋はどうなることでしょう。
お宝は開催される日までじっと眠っています。
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真打ち登場

2021年08月29日 | 園芸科学科
大きなカブならぬ、大きなモモ。
甘く美味しいモモは名農の夏の代名詞です。
7月からいろいろな品種リレーが続いてきましたがいよいとアンカー。
ご存知「川中島白桃」。真打ち登場です。
白桃の王様と呼ばれるとおり1玉300gもあります。
かなりの存在感です。この「川中島」とは人の名前でなく町名。
かの有名な川中島の戦いがあった旧川中島町、
現在の長野市で発見された白桃です。
先週、青森県でこの川中島白桃900個が
一晩のうちに木から盗まれたというニュースが全国に流れました。
被害総額24万円ということは、1個約270円とかなりの高値。
しかしインターネットで調べると川中島白桃は1個400円以上で
販売されています。もしかしたら高いと思った価格は
市場価格なのかもしれません。
ところが名農の川中島白桃はデパートや専門店に卸されるものではないため
高級品どころか庶民価格。今までのモモとなんら変わりません。
これが本当の産地価格なのだと思います。
そんなこともあって2学期始まって早々ですが
みんなはモモを買いに玄関に集まっています。
予告なしのモモのゲリラ販売。名農に入って良かった、
名農に勤めて良かったと誰もが思う瞬間です。
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