花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

貢献しています

2022年03月10日 | 研究
ご覧ください。2017年のチームフローラフォトニクスが
農業クラブ県大会に出場した際に製作したパワーポイントのタイトル画面です。
でも昨日紹介した2015年のものとそっくりだとは思いませんか。
違うとことは「草花による水質浄化」ではなく「生物による水質浄化」というところ。
実はこの小さな違いはとても大きな違いです。
2015年はサンパチェンスの鉢底に人工イクラの技術で硝化菌をビーズ化して搭載して
浄化システム「バイオエンジン」TYPE2を完成させました。
しかしその2年後のフローラは、土の中にさらに菌根菌を入れ共生させ
さらに浄化スピードをアップさせることに成功。TYPE3を誕生させました。
草花の能力もさることながら、二つの微生物の存在をアピールするため
タイトルは「草花」から「生物」に変わったというわけです。
彼らは硝化菌と菌根菌が、まるでスポーツカーのエンジンによく搭載される
空気や燃料を強制的に送り込むスーパーチャージャーのようだということで
ツインチャージャーと呼んでいました。
さらに3年生はTYPE2を開発した2015年の先輩に敬意をはらってツナギを着ています。
またTYPE2は兄、TYPE3は弟と兄弟で取り組んだのもユニークです。
頑張った結果、彼らもやはり後輩を引き連れて農業クラブの県大会に出場。
これまた兄と同様、最優秀を受賞し東北大会に出場しています。
さらにその中の一人は意見発表にも出場し、全国大会に駒を進めています。
この年も5名中、2名が4大進学。頑張りました。
ここまで振り返ってみると環境システム科に2014年に移籍してから、4年連続県大会出場。
そのうち東北大会や全国大会に意見発表を含め、のべ6回出場しています。
これで農業クラブに貢献していないとは言わせません。
でも2017年以降、変化が現れます。
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反省だけなら

2022年03月10日 | 学校
環境システム科に移籍し、環境班と名乗ってからの活動を
農業クラブの大会と絡めて紹介してきました。
2013年から2017年の活動は、毎年学校の代表として農業クラブに貢献しています。
しかしこの後の活動は、反省しなければなりません。
実は2017年を最後に環境班は農業クラブの大会から姿を消したからです。
こちらの言い分は水研究の国際大会に出場したから。
2017年、まだ2年生だったフローラのメンバーが水質浄化研究を発展させ
2018年のストックホルム青少年水大賞に出場。
全員一丸となって取り組まなければならないスケールの大きな活動となったため
農クの校内プロジェクト発表会に出場するものの、学校代表にはならなかったのです。
そしてフローラは世界準グランプリの受賞を最後に
2018年をもって10年間の活動に幕を下ろします。
ところがフローラに入ろうと思い環境システム科を志望したのに翌年解散するため
2年生を募集せずショックを受けている男子が2名いるという話を聞いたので
フローラは解散するまでの半年間、彼らに研究資材を提供し研究指導をしました。
ところが彼らはすでに他の研究班に所属しているため農業クラブ校内大会には不出馬。
でもバブルボーイズと名乗った彼らは翌年の2019年、さらに自力で研究を深め
農薬の泡散布技術を開発し文部科学大臣賞を受賞しました。先輩への最高の恩返しでした。
今は二人とも4大生としてコロナ禍、勉学に励んでいると思います。
2019年、環境班はこれまた大人の事情でTreasure Huntersとして復活。
しかし2018年と同じく水の国際大会に出場することになり
2020年の校内大会には出場するものの、校内代表にはなりませんでした。
つまり2018年以降、意見発表はともかく、研究発表では農業クラブには
貢献できていないのです。これは反省です。果たして現在のフローラハンターズは
農業クラブで貢献できるのでしょうか。
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