花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

猫の手も借りたい

2022年03月30日 | 研究
今日もまたオンライン会議をしているフローラハンターズ。
彼らの活動を先生が物心両面でサポートしています。
今日の差し入れは、お茶とお菓子。
休み返上で出校する彼女たちのために用意してくれました。
授業じゃないので飲みながら、少しリラックスして参加してほしいという
願いで用意していますが、会議が終わるまでなかなか口にしません。
それだけ緊張しながら参加しているのだと思います。
慣れてくるとはいいますが、なかなか思うようにいかないようです。
ところで現在、春休みに突入したばかりですが今年のフローラハンターズは
高校球児などスポーツに熱心なメンバーがいっぱい。
部活動の練習スケジュールもあり、今日が春休み最後の課題研究です。
したがって新学期が始まるまで10日以上は活動が休止となります。
今年から学科減で学年2クラスと生徒数が少なくなったうえ、
当たり前ですが部活動の入部は個人の自由というルールのため、
実はどの部も人数不足。一人でも欠けると練習にならない部活動もあります。
そんな猫の手も借りたい状態がこれからも続くと思われます。
ところで名農のあるこの三戸郡は、3月末をもって2つの高校が閉校。
残るは隣町の高校と名農の2校だけになってしまいました。
数は力とはいいますが、まさにその通り。生徒数の少ない学校は
なにかと苦戦を強いられています。しかし腐っていては前に進めません。
今日の実習は水研究の2名のメンバーのサポートと来年度の活動準備。
やることはいっぱいあるので、計画的に活動したいと思います。
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天然の押し花

2022年03月30日 | 学校
雪が溶け、土の中から植物が顔を出してきました。
これをご覧ください。クリスマスローズです。
雪の中に埋もれていたので、花弁が真っ平らにプレスされています。
まさに天然の押し花です。しかしこの地域では
露地のクリスマスローズが開花するのは、早くても4月。
どうして白い花や蕾がついているのでしょうか。
実はこのクリスマスローズは原種のヘレボルス・ニゲル。
春ではなくクリスマスの時期に咲く正真正銘のクリスマスローズです。
昨年の11月には蕾がつき、クリスマスに咲くクリスマスローズが見られると
期待していましたが、なんと咲く前に雪の下になってしまいました。
きっと植えている場所が悪いのでしょう。なんとか工夫したいものです。
さてかつてフローラが園芸科学科に所属していた時、クラスの半分は草花班。
大人気だったため、いつも5〜6名の小グループを3〜4チーム作り活動していました。
例えばあるチームは純粋な草花の栽培技術の研究、またあるチームは地域の花壇作り、
そしてまたあるチームは押し花作り。
誰に頼まれなくても放課後は草花温室にあらわれ
農場の先生方のお手伝いをするという植物大好きで
意欲いっぱいの女子生徒が多かったのを覚えています。
よく押し花を作ってはコンテストに応募し入賞していました。
TEAM FLORA PHOTONICSもそんな小グループのひとつ。
光を使った新しい栽培技術のほか、サクラソウの保全に乗り出すなど
草花班にしては、ちょっと異端児。後発の研究班なので
型にとらわれず自由に活動させてもらっていました。
同じ草花を題材にしても栽培、緑化、活用、保全など目指す方向は多種多様。
でもそんな活動を俯瞰してみると総合力で優れた成果をあげていたのがわかります。
今年から草花班は環境システム科に完全移籍。新しい草花班の活動に期待しましょう。
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