花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

新プロジェクトはいかがですか

2022年03月15日 | 学校
雪の中、存在感のある太い枝があります。これはタラの木。
みなさんが大好きなタラの芽のてんぷらになる食材です。
まだ寒いので芽が動き出していませんが、これから発芽してくれると思います。
ところでチームフローラフォトニクスは、かつてイチジクを育てる実験をしていました。
イチジクの経済栽培の北限は秋田といわれ、青森ではお目にかかりません。
そこで温暖化の今、こちらでも栽培できるようになってきたのでは考え挑戦したのです。
心配するまでもなく、ちゃんと実もなりましたが問題は越冬。それも温室ではなく屋外です。
すると春になると一本は芽が出てきましたが、もう一本はだめ。
どうやら凍死したようです。鉢植えだったのが原因かと思われます。
しかし時々、この地域でも庭木としてイチジクを育てているのを見ます。
大きく育った樹や苗でもちゃんと防寒対策すれば、絶対越冬できると思われます。
南部町は「フルーツの里」。リンゴ、サクランボ、モモ、ブドウなど
たくさんの果物が楽しめますが、イチジクはまだです。
イチジクは収穫時以外は手間がかからず、収益性も高い果樹です。
また生食だけでなく、お菓子屋さんやレストランでも需要があります。
果樹班のみなさん、ぜひ試験栽培を行い
フルーツの里の新しい名物として提案してほしいものです。
さて今日は予定されていたプロジェクト発表会が中止。
貴重な発表機会を奪われたメンバーはショックですが
それで落ち込むフローラではありません。
発表会の時間が課題研究に振り返られたため
水質試験に取り組むことにしました。
主任研究員は2人ですが、今回は手分けして全員でサポート。
今年最後の課題研究でグループがチームへと進化しています。
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明けの明星

2022年03月15日 | 学校
暦の上ではもう春になったとはいえ、
人が目覚めるよりも夜が明ける方が遅いので、
朝になってもご覧の通りまだ真っ暗。
寒いこともあり、ふとんに戻ってしまいたくなります。
そんな時は頑張って南東の空をご覧ください。
ひときわ明るい星が輝いています。これは金星。
明け方に見えるので「明けの明星」と呼ばれます。
夕方に見える場合は「宵の明星」といいますが
なぜ金星は朝や夕方に見えるのでしょうか。
これは金星が地球よりも太陽に近い内惑星だから。
夜、私たちは太陽と反対側の星空を眺めています。
なぜなら太陽の方を見ても昼なので明るく見えないからです。
しかし内惑星は太陽の方にあります。
したがって内惑星が見えるのは夜と昼の間だけ。
だから宵の明星であり明けの明星なのです。
ところで西洋では明けの明星を「ルシファー」といいます。
光をもたらす者というラテン語でだそうですが
悪魔、堕天使の名前でもあるようです。
なぜルシファーが悪魔なのかは旧約聖書を読めばわかるとのこと。
興味のあるか方がご覧ください。
さて今日は昨日に引き続き実験。
そして明日は学会主催の今月1回目の発表会。
1年生を引き連れ、オンラインで参加します。
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