努力の足跡

全国の農業高校にはアグリマイスター制度というものがあります。
工業高校のマイスター制度を参考に作られたもので
3年間の活動の成果をポイント化して表彰してくれます。
面白いのは農業は工業のように専門の資格が多くないため
農業クラブ活動やコンクールの成果もポイント化してくれるところ。
先日、２年生が換算表に照らし合わせながら大きな一覧表の自分の欄に
ポイントシールを貼り付けていました。
このように客観的に自分の努力の足跡を眺め、
そして他の人たちと比べて自分はどのような位置にいるのかを確かめ
次なるチャレンジへと導くのがこの制度であり農業クラブの役割です。
案の定、現時点でトップなのは資格マニアのハンターズ女子2名。
これを見て、ますますやる気になっているようです。
するとコンクールでいろいろ受賞し、日本一に２度もなっているのに、
なぜポイントにならないのかという質問がきました。
世の中に資格はたくさんあり、それをすべてポイント化するのは大変。
そんなことから代表的なものだけになっているのです。
ただ本部に問い合わせるとポイント化を検討してくれるようですが
それにはしばらく時間がかかるとのこと。そんなことから
環境班では世界グランプリ、準グランプリ、さらに大臣賞をいただいても
ポイント化はしていないのです。しかし、もしポイント化することで
資格マニアたちのモチベーションが上がるなら
フローラハンターズとして検討しなければなりません。
さて今日は終業式。1年間お疲れ様でした。授業が再開するのは4月の上〜中旬。
部活動が再開されたので4月は彼らのスケジュールも空きがありません。
しばらくの間、活動はお休みとなりそうです。

県立自然公園

優しい姿を見せる名久井岳。
名久井農業高校では1年生が歩き遠足で登りますが
登山以外に利用したことはありますか。
名久井岳の半径2kmあまり、1000ha以上の地域は県立自然公園に指定されています。
したがってこの地域は、レジャー施設がいっぱい。
遊技場、キャンプ場はもちろんですが、レストランやそば屋さん、
さらにバーベキューができる大きなお食事処もあります。
自分で炭をおこして食べる野外炊飯ではなく
ちゃんとお肉やサラダが並ぶ半屋外の焼肉屋さんのようなお店。
おそらく事前予約が必要だと思いますが、名久井農業高校なら
２つの学年ぐらい同時に食べられるぐらい大きな施設です。
名農近辺で食事をとろうと思うと、
どうしても国道近辺を探してしまいますが
意外と近場に素晴らし環境の中で食事をとれる場所があるのです。
初夏はサクランボ狩り、そして全国の産直センターのはしりとなった
チェリーセンターは年中大にぎわい。
そんな南部町はグリーンツーリズムの盛んなユニークな町なのです。
今日は終業式。ということは離任式も行われます。
お世話になった先生方ともお別れです。
本当にお世話になりました。時間があったら
ぜひ名久井岳周辺で最後のお食事を召し上がってください。