花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

原点

2022年03月29日 | 研究
先日、チームの元にあるコンクールの主催者から
2021年の入賞作品をまとめた冊子が送られてきました。
大会名は「坊ちゃん科学賞」。東京理科大学が毎年開催している大会で
今年で12回目のようです。しかしどうも回数がおかしいのです。
なぜならこの大会は2009年、TEAM FLORA PHOTONICSが結成された
最初の年が第1回大会で、LEDを使った草花研究でチャレンジした
初代メンバーがいきなりベスト5に選出され、決勝審査に出場しています。
フローラ初のパワーポイントで口頭発表したこと、
プレゼン後、数学者の秋山先生とメンバーが楽しくお話しできたことなど
とても印象に残っていますが、2021年でフローラは結成13年目。
毎年開催しているのなら1回足りません。
フローラのコンクール参加の原点でもある大会ですが
最近エントリーしていなかったので、その間に何かあったのかもしれません。
調べてみると答えはなんと昨年。コロナで大会を行わなかったようです。
しかしコロナ禍にも慣れ、対応がわかってきたので今年は開催。
そこに偶然、フローラハンターズが数年ぶりにエントリーしたというわけです。
その結果、今回はベスト25に選ばれました。
応募総数は数百、それも99%がSSHや理数系の進学校ばかり。
そんなレベルの高い大会なので嬉しく感じます。
このコンクールは第1回と第6回大会で決勝進出した他、応募すると不思議に上位入賞。
青森の小さな農業高校が珍しいのか、いつもかわいがってもらっています。
ただ毎回感心するのは、大会の主催者が大学の同窓会であること。
OBの方々が大学活性化とPRを兼ねて行うのですが
卒業生が主催というのはなかなかユニークだとは思いませんか。
高校でも参考になりそうです。
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もったいない

2022年03月29日 | 研究
これは先日行われた学会主催の発表会の様子。今年度最後の発表会です。
チームは結成以来、2年次で学会の高校生発表会に出場するのが流儀。
それはまず人前で話すことに慣れてもらうため、
そして研究を初めてまだ1年も経っていませんが、原稿などなく
自分の言葉で自由にディスカッションする楽しさを感じてもらうためです。
ところが2018年までのTEAM FLORA PHOTONICSは
毎年、チームの誰かが4年制大学に進学していました。
そんなメンバーは大学の面接練習にもなるので3年生になっても参戦。
2年間に渡って学会の発表会で鍛えてもらいました。
ところがTEAM FLORA PHOTONICSが解散し、
2020年のTreasure Huntersになってからはチームの体質がガラッと変化。
農業にあまり興味のない工業類型のメンバーが大半を占めるようになってきたからです。
工業類型は高校卒業後、現場で即戦力となるエンジニアの育成を目指しています。
したがって希望は就職か専修学校。農学系の大学進学希望者はいなくなったため
3年次で学会主催の発表会に出場する機会もなくなりました。
農業研究で成果を出しているので、なんだかもったいない話です。
さて今年度は1名ですが、農業類型の男子が農学系の大学進学を考えているとのこと。
もしかしたら久しぶりに3年次での発表があるかもしれません。
現在名農は春休みですが、今日は学年の学習会。
進学希望のフローラメンバーも参加するようです。
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