名久井農業高校は地元の秋祭りに長年全校生徒で参加してきました。
就職試験の時期に、準備も含め数日間取られるため
3年生や進路関係者はたいへんです。しかし今年も地域の要望もあり、
この取り組みは継続されることになりました。
実はこのように地元の祭りに参加する農業高校は全国にたくさんあります。
なぜならば春祭りは豊作祈願、
秋祭りは豊作への感謝が目的で生まれたものが多く
農業とは深い関係があるからです。
教科書にも地域の農村文化を継承する大切さや
地域に根ざした取り組みが推奨されているぐらいです。
つまり農業高校が祭りに参加するのは、生きた学習なのです。
また地域もそんな農業高校を手放せなくなっています。
理由は高齢化。名農のある名川地区などは
名農が支援しなければ祭りの存続すら危うくなっています。
さてそんな名川秋祭りは8日、準備は7日から。
まだまだ残暑が厳しく、まるで夏祭りのようですが
女子は流し踊り、男子は神社の神輿行列や農産物配布などを行う予定です。
でも気になるのは台風13号。祭り当日、岩手県の沖を北上する予報とのこと。
天気図と睨めっこです。