花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

秋祭りなのに夏祭り

2023年09月06日 | 環境システム科
名久井農業高校は地元の秋祭りに長年全校生徒で参加してきました。
就職試験の時期に、準備も含め数日間取られるため
3年生や進路関係者はたいへんです。しかし今年も地域の要望もあり、
この取り組みは継続されることになりました。
実はこのように地元の祭りに参加する農業高校は全国にたくさんあります。
なぜならば春祭りは豊作祈願、
秋祭りは豊作への感謝が目的で生まれたものが多く
農業とは深い関係があるからです。
教科書にも地域の農村文化を継承する大切さや
地域に根ざした取り組みが推奨されているぐらいです。
つまり農業高校が祭りに参加するのは、生きた学習なのです。
また地域もそんな農業高校を手放せなくなっています。
理由は高齢化。名農のある名川地区などは
名農が支援しなければ祭りの存続すら危うくなっています。
さてそんな名川秋祭りは8日、準備は7日から。
まだまだ残暑が厳しく、まるで夏祭りのようですが
女子は流し踊り、男子は神社の神輿行列や農産物配布などを行う予定です。
でも気になるのは台風13号。祭り当日、岩手県の沖を北上する予報とのこと。
天気図と睨めっこです。
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時代遅れ

2023年09月06日 | 環境システム科
ここにあるのは空気中の二酸化炭素濃度を測定する装置。
昨年まではコロナの流行で部屋の換気をする目安として
いろいろな場所に設置されました。
しかし今はもう目にすることはありません。
そんなこの時期、FLORAはなぜか時代遅れとでもいうべき装置を手に入れました。
環境システム科には紫外線やCO2濃度を測定できる装置があるのにです。
理由はあるメンバーの実験のため。
彼は春から実験を続け、ちょっと奇妙はデータを得ています。
しかし結論を出すには不十分のため、今は公開せず
来年も継続研究をすることになりました。
それはいいのですが、たいへんなことに気がつきました。
農業高校生は冬場にレポートを提出してFFJ検定を受けなければなりません。
公開しないということはレポートも出せないということです。
もう9月。そこで急遽、比較的に短期間で終わる実験に挑戦することになり
そのために測定装置が準備されたというわけです。
教室などに置かれていたものはとてもリーズナブル。
この装置は測定器としては、とても安価ではありますが、
FLORAにしてはそこそこの出費。
なぜならこの装置は、設定された時間ごとに測定し、記録を残せるロガー。
後日パソコンに接続して、その変化を分析することもできます。
でもみんながもう実験を終えて大会を目指すという秋に、
彼はいったい何を測定するのでしょう。
実験は残暑が去った9月中旬ぐらいから行われる予定です。
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