チーム水商売

今年4月に結成したFLORA HUNTERS AQUA。

9月で活動を始めてちょうど6ヶ月となりました。

１学期は、とにかく自分の研究を成功させるために

7名がそれぞれ超ハードな活動をしてきました。

水質分析は時間がかかります。いつも授業内で終われるか

毎回時計を気にしながら繰り返してきたヘビーローテーションも

秋になりやっと一段落。落ち着いて土肥実験室を見回してみると

6個ある机のうち、なんと3つが実験機材で占拠されています。

これでは皆さん使えません。失礼しました。そこで片付け開始。

水質分析キット、タイマー、エアレーション、水耕装置や水槽、そしてポンプ。

さすがはFLORA HUNTERS AQUA。

ほとんどが水研究用の商売道具ばかりです。

同じ種類の器具を集めて、空き段ボール箱に収納しては、

サインペンで箱の中身を書いていきますが、なかなか減りません。

半年かけて散らかしたものは、1日では片付かないようです。

続きは来月。早く4月当時の土肥実験室に戻したいものです。

名農は明日から考査となります。

FLORA決死隊

今週の課題研究、久しぶりのチームの本拠地である

馴化温室での実習を計画していました。

するとどうでしょう。始まる15分前になると空は急に真っ黒。

さすがにこれでは実習は無理。温室にだって怖くて行けません。

ところがこの雨の中、2人のメンバーが温室に向かいます。

なぜなら１人は温室で生育調査があるのです。

でもこんな空模様です。１人じゃ不安になったようで

同じ部活動の女子メンバーを連れての突入。FLORA決死隊です。

するとどうでしょう。土肥実験室から飛び出していって

5分もたたないうちに突然の強い雨。

大気が不安定なのでしょう、雷も鳴り空も光り始めました。

しばらく帰ってこないので不安になった頃、実験室のドアが開きます。

どうやら少し雨に当たったようですが、無事に生還。

突然の雨は、いつのまにかインドア派になってしまった植物研究集団が

がらにもなく実習しようと思ったからかもしれません。

実習は次回に延期となりました。

13％の貴重品

生物生産科の生物工学実験室。

インキュベータを借用しようと中に入ってみると

机の上に見たこともない大粒の砂のようなものがあります。

近づいて見てみるとわかりました。これは小麦です。

小麦の子実はイネのように皮を被っていません。

したがって叩くと容易に脱粒します。

また小麦といいながら結構子実は大きく

どっちが大麦かわからないぐらい大粒です。

さて現在、小麦の自給率はわずか13％しかありません。

したがって日本の味であるうどんは

ほとんどがオーストラリア産の小麦なのです。

うどんといえば「讃岐うどん」。1600年という長い歴史がありますが

こちらも一時、オーストラリア産を使うようになった時があるくらいです。

でも今は大丈夫。品種「さぬきの夢2000」を開発したことで

また国産小麦になりました。かつて農業クラブ関係で2度香川を訪れましたが

やはり讃岐うどんをいただきました。本場の味は絶品。今も忘れません。

机の上の貴重な国産小麦。いったいどんな使い方をするのでしょう。