花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

何かが起きてる

2023年09月12日 | 研究
これは馴化温室でナガイモの栽培をしている男子メンバーの試験区。
毎週1回、彼は課題研究の授業が始まると一人温室に向かい
調査してから土肥実験室に戻ってきます。
収穫は11月。まだまだ2ヶ月も先ですが、
もう少し頑張って欲しいものです。
さて先日温室を覗いてみると、なんだか試験区の雰囲気が違います。
培養土の上に、乾燥防止で籾殻を敷き詰めていたのですが
よく見ると一部崩れかかっています。
チューブは自動かん水装置から伸びているものですが、この影響ではありません。
もしかしたら、土の中でナガイモが肥大しているからではないでしょうか。
おそらく土の中で肥大している時に、上にも少し盛り上がったため
籾殻が崩れ落ちた可能性が高いのです。
ナガイモはこれからが肥大期。十分可能性があります。
しかし土を掘って中を見るわけにはいきません。
いったいどんなミニナガイモになるのか興味津々です。
ジャガイモや落花生など収穫部位が地中にあって
掘るまで様子がわからない作物が
栽培していていつも一番ワクワクします。
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魔法のリンゴ

2023年09月12日 | 
先日、すす点病やすす斑病に犯されたリンゴを紹介しました。
その後の姿がこれ。ジャムになりました。
品種の名前はブラムリー。19世紀初めに発見された
イギリス生まれの青リンゴです。面白いのは食べ方。
なんと電子レンジで加熱するだけで、まるで魔法がかかったかのように
みるみるうちに果肉が崩れていくのです。
これに砂糖を加えたらあっという間にジャムが完成。
この素晴らしい特性から「クッキングアップルの王様」ともいわれています。
トーストとコーヒーを待つ間に、リンゴをレンジでチン。
このリンゴなら毎朝、出来立ての熱々のジャムを食べるなんてことも簡単です。
ところで青リンゴといえば、ビートルズのアップルレコード。
あのラベルになったリンゴは「グラニースミス」といいます。
まさにイギリスというビートルズですが、面白いもので
グラニースミスはオーストラリア生まれの品種です。
さて10月21日はイギリスの「リンゴの日」。
イギリスは寒冷なので庭木として植えられているようです。
また日本でも11月5日が「いいリンゴの日」だそうです。
どちらもいろいろなイベントが催されるとのこと。
皆さんはどんなリンゴ料理がお好きですか。
文化祭である名農祭では名農のリンゴが今年も販売されるはず。
どうぞお楽しみに。
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