その四といってもこれが4作目ではなく第1作目。
2015年の記念すべき観光甲子園のデビュー作です。
発表したのは環境システム科2回生のTEAM FLORA PHOTONICS。
当時のFLORAは園芸ビジネス類型に所属する研究班でした。
したがって農業や農村を題材にしたビジネス提案の取り組みもしていました。
さてこの作品は初陣ながら、いきなり日本一の文部大臣賞に輝いたもの。
青森から岩手に点在する「戸(のへ)」の町を巡りながら
その謎や今はなき「四戸」の場所を探っていこうという2泊3日のツアーでした。
謎の答えは「馬」。昔からこの地域は馬産地で、戸というのは柵の扉。
つまり馬を管理する拠点だったところを意味するようです。
またツアーのクライマックスに行われる四戸探しがユニーク。
地元の地名を名字に持つ方が多いことから、電話帳で徹底リサーチするのです。
するとダントツで四戸さんが多い地域があります。それが名農のある南部町。
地図からいってもこの近辺。また推測を裏付ける記録も残っています。
ツアーの最後にガイドしてくださった南部町の方々、名農生が自己紹介をしますが
全員「四戸さん」というオチもついています。
日本一となったこのプランは夏目三久さんが司会をする朝の情報番組「朝チャン」が
注目し、2日間かけてFLORAが実際に歩きながら紹介する特集まで組まれ
メンバー全員、一躍全国デビューしたのを覚えています。
以上が懐かしいFLORA考案の観光ビジネス四部作でした。
お祭りで今日も出校している名農は明日が代休日です。