花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

渾身の四部作 其の二 「青森お米物語」 !!

2023年09月08日 | 研究
こちらは2016年の観光甲子園全国大会で披露した観光プラン「青森お米物語」。
確か金賞を受賞した作品です。
実はこれまで青森県は寒さのため美味しいお米はとれませんでした。
それどころか名農のある太平洋側は昔、やませの影響で度々冷害に見舞われ
その結果、餓死する人が多く、犬やなんとなくなった人間まで食べたという
悲しい記録がたくさん残っています。そんな青森県ですから、
品種改良は食味より耐冷性を重視するのは当たり前。
数々の耐冷性品種を生み出しました。しかし気がついたら
世の中は食味重視の時代に変化。青森の米はまずい。
育種を担当した試験場の皆さんは本当に辛い思いをしてきました。
しかし2015年の秋、待望の特A品種「青天の霹靂」が誕生。
青森県はお祭り騒ぎになりました。
この観光プランは、地域に残るお米に関する辛い記憶が今なお残る
史跡をめぐりながら、育種家の思いに触れるというものです。
最後は全町村自慢のご飯のおともを紹介しながら試食会。
冷害に苦しんできた県南の農業高校生だから作れた観光プランです。
さて今年のお米は猛暑により生育が早く、津軽では10日ほど早く
稲刈りが始まっています。ぜひ青森県のおいしいお米を食べてみてください。
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秋花壇 !!

2023年09月08日 | 環境システム科
サルビアやペチュニアなど春夏の花壇を彩ってきた花たち。
残暑のおかげでまだ元気ですが、まもなく終わりとなります。
そんなことから環境システム科の草花温室では、
次なる秋花壇の主役となる草花が出番を待っています。
例えばこれ。ハボタンです。
葉を鑑賞する寒さに強い植物で
いろいろなトーンのグリーンを楽しむことができます。
かわいい花が咲くのであれば、無造作に植えてもいいのですが
このハボタンは花を鑑賞しません。葉の色を楽しむのです。
そうなると俄然必要なのは配色のセンス。
素敵な色の組み合わせを見つける力です。
植物を使った芸術。まさにこれが「園藝」の醍醐味です。
さらにトレンドも意識しなければなりません。
この力を磨くと洋服選びが上手になり、オシャレになること間違いなし。
来月は地元に飛び出し、ハボタンなどで花壇を作る農業クラブ活動もあります。
活動を通してみんなオシャレになりましょう。
さて今日は地元の秋祭り。天気予報では晴れ。
最低気温17℃、最高気温27℃。絶好の祭り日和です。
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