青森県立名久井農業高等学校は来年創立80周年を迎えます。
これは70周年の際の名農ホームページのバナー。
「70年、緑あふれる名農高 歴史と伝統この先も」という
当時のスローガン。たった10年前ですが、とても懐かしく感じます。
さて10年ひと昔といわれますが、名農は大きく変化しました。
まず環境システム科の新設。ちょうど70周年時に誕生したのですが
この10年で農業と工業を学べるという全国でもユニークな学科を
確実に育ててきました。今では施設園芸分野の農業と
電気工事士、配管技能士など工業系の資格を取得できる学科となりました。
そして2022年3月には、長年名農を牽引してきた園芸科学科の閉科。
少子化とはいうものの、緑化活動を支えてきた
最も名農らしい学科がなくなるのはショッキングでした。
これをもって青森県からは園芸という学科はなくなってしまいました。
しかし園芸のエッセンスは生物生産科と環境システム科がしっかり引き継いでいます。
そして昨年からは、とうとう全国募集が始まりました。
先日も先生や代表生徒が東京でPR活動するなど
今まで以上に忙しく飛び回っています。
人間なら傘寿のお祝いをする節目。
来年はどんな記念行事が行われるか楽しみです。