名農といえば緑豊かなキャンパスが代名詞。
実は昭和46年、度重なる水害を避けるため
川沿いから現在の高台に移転してきました。
しかしこの地域は春先に強い風が吹くため、緑のない校地は砂嵐。
そこから全校生徒あげての緑化活動が始まります。
先輩方の努力が実り、学校環境緑化活動で総理大臣賞を受賞。
リスやキジが遊ぶ小さな森のようなキャンパスとなりました。
この時期、目に飛び込んでくるのがイチョウの木。
夏は葉が緑なので杉と同化。存在に気づきません。
したがって紅葉してくると突然現れたかのようで驚きます。
ところで今月上旬、本拠地の馴化温室脇にイチジクを植えたFLORA。
枯れることなく育っていますが、冬がくるのでそろそろ葉を落とすはずです。
初めての冬。寒さが苦手なイチジクにとって辛い季節になります。
ただニュースでは、この冬はスーパーエルニーニョとのこと。
北国も暖冬になるのではないかと予想されているので
イチジクは喜んでいるのかもしれません。
またイチジクでちょっと気になる情報を得ました。
果実が熟すまで90日もかかるというのです。
つまり8月に実をつけても熟すのは晩秋の11月。
そうだとしたら気温が上がらないので未熟果となってしまいます。
どうやら生食ではなくコンポートやジャム用として
加工して利用することになりそうです。
さて今日は1日だけの名農祭。学科展示やステージ発表、模擬店、
さらに名農主催のコンクール「アグリチャレンジ」の表彰式も行われます。